『Payday』クリエイターが4人協力対応のホラーFPS『GTFO』を正式発表。一攫千金を狙う漁り屋たちが地下の世界に潜り込む


スウェーデンのスタジオ10 Chambers Collectiveは、本日12月8日に開催された「The Game Award 2017」にて『GTFO』を正式発表した。今年5月末にそのタイトルの存在のみが明かされていたが、今回正式にゲームが発表された。

『GTFO』は協力型のホラーFPSだ。プレイヤーはスカベンジャーチームの一員となり、地下世界「The Complex」にて、遺物を漁る。お宝がたくさん眠る「The Complex」は危険とも隣り合わせになっており、恐ろしいモンスターも徘徊している。武器を見つけ、資源とお宝を確保しつつ、地上へと戻ることがプレイヤーの使命。他プレイヤーと阿吽の呼吸を見せて、押し寄せる危険を対処することが求められる。

10 Chambers Collectiveによると、本作におけるモンスターは倒す相手ではなく「脅威」になるという。敵を全員倒せば済むという作品ではないのは、大量の怪物が押し寄せるシーンが映るトレイラーを見てもらえればわかるだろう。不注意でモンスターを攻撃すれば、そのモンスターは周囲の群れに呼びかけ、たちまち怪物たちは集団でプレイヤーたちを襲う。うまく敵の位置を把握し、スマートにステルスしつつ、モンスターたちを巧みに回避する。そういう点でも、ホラーというジャンルとなっているのだろう。

毎回目的や構造が変わるので、遊ぶたびに新たなゲームプレイを体験できると同時に、同じ手が通用するとは限らない。「予測不能」が本作のひとつの特徴となっており、アクシデントに見舞われた時には冷静な判断をすることが重要になる。ツールや装備を使いつつ、プレイヤー自身が経験を積み重ねて学習していくことが最大の武器になるゲームになるようにデザインされているとのこと。そのコンセプトからわかるとおり、手強い難易度の作品になるようだ。

10 Chambers Collectiveを立ち上げたUlf Andersson氏は、Overkill Softwareの設立者として『Payday』シリーズに深く携わってきた過去を持つ。本作の不気味な音楽を演出するSimon Viklund氏もまた『Payday』シリーズを手がけており、同シリーズのエッセンスを強く感じさせる作品になりそうだ。

対応プラットフォームはPC(Steam)で、発売は2018年。プレイヤーの声を聞きコミュニケーションすることで良いものを仕上げていくことを目指し、開発されているようだ。