Steam版『Fallout 4』にて、公式Modを販売する「Creation Club」がサービス開始。海外では8月30日からPS4/Xbox One版にも対応

 

Bethesda Softworksは8月29日、『Fallout 4』のSteam版向けにアップデート1.10のベータ版を配信開始した。このアップデートではESLファイルのサポートやバグ修正などが含まれるが、目玉となるのは「Creation Club」の実装だ。Creation Clubは、一言でいうと「公式Modを作成、販売する仕組み」ということになる。Modの開発はBethesda Games Studiosがおこなうほか、外部の開発者も参加して収益を得ることができる。「Creation Club」は、海外向けには8月30日よりPlayStation 4とXbox Oneでも配信される。

Creation Clubは、従来からあるコミュニティによるModに取って代わるものではなく、あくまで選択肢の一つとして提供される仕組みだ。Creation Clubで販売されるModは、ゲーム本編はもちろんDLCや実績との互換性、またPlayStation 4やXbox Oneを含めたすべてのプラットフォームでの動作が保証される。そのため、外部開発者が制作したModもBethesda Games Studiosで精査をおこなった上で配信される。また、今回さっそく『Prey』の宇宙服が販売されており、Bethesdaのほかのゲームのコンテンツを公式に移植することもできるようだ。こういった点が公式Modならではの特徴といえるだろう。

Creation ClubでModを購入するには、アカウントにチャージしたクレジットを使う。クレジットは各プラットフォームのストアで購入でき、Creation Clubをサポートするゲーム間でクレジットを共有できる。ただし、異なるプラットフォーム間では共有できない(PS4ではゲーム間の共有も不可)。なお今回のローンチを記念して、すべてのプレイヤーに100クレジットがプレゼントされる。現在販売されているModは以下のとおりだ。

まずはSteam版の『Fallout 4』から始まったCreation Clubだが、来月には『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』にも提供予定だ。Creation ClubをめぐってはModコミュニティでは賛否両論あるため、これからBethesdaがどのように運営していくのか注目される(関連記事)。