ニンテンドースイッチ、発売10か月時点でアメリカでの「ゲームハード史上最速」の売上を記録中。装着率は『マリオ』が6割

ニンテンドー・オブ・アメリカは1月4日、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)のアメリカにおける売上が480万台を突破したことをプレスリリースにて発表した。発売10か月時点でのこの売れ行きは、アメリカにおける家庭用ゲーム機(home video game system)の歴史の中で最速であるとも報告している。全世界にて1億台以上を売り上げたWiiが、同じタイミングでアメリカにて400万台を超える程度であったことを比較すると、その勢いがわかるだろう。ちなみに任天堂は、12月頭にニンテンドースイッチの世界での累計販売台数が1000万台を超えたことを報告していた

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ニンテンドー・オブ・アメリカは、自社タイトルの売れ行きに関しても言及しており、その情報によるともっとも高い装着率を誇るのは『スーパーマリオ オデッセイ』で60%以上とされている。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は55%以上。続いて『マリオカート8 デラックス』50%以上、『スプラトゥーン2』20%以上と続く。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』においては昨年3月には本体の販売台数を上回るという驚異的な装着率を誇ったが、購入者数が増えた影響からか「高い」程度の装着率に落ち着いている。

任天堂はこれまであくまで自社ハードとの比較を続けてきたが、ここにきて家庭用ゲーム機というカテゴリーにおいてニンテンドースイッチの好調であることを強調している。それほど同ハードの売れ行きは絶好調であるということだろう。またある意味では、発売以来怒涛の勢いを見せるPlayStation 4を意識しての発言であることがうかがえる。実はそのPS4とWiiの全世界での売れ行きには共通点がある。それはどちらも10か月時点からさらに勢いを増している点だ。両ハードともにホリデーシーズンに発売されたこともあり、発売10か月時点は夏から秋頃にあたる。そこから年末にかけ多くの台数を販売し、また勢いをつけるわけだ。これらのハードと競うには、むしろこれからが勝負だと言える。

ゲームハードの48か月経過時点の全世界での売れ行き Image Credit: ZhugeEX

そういった点では、10か月を経過しホリデーもまだ遠いニンテンドースイッチが今後勢いを維持できるのかというのが議論の的になるだろう。昨年は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『スーパーマリオ オデッセイ』『スプラトゥーン2』を発売するなど、看板タイトルを集中して発売することで見事なブーストを演出した。12月に『ゼノブレイド2』を発売したのもそうした意識の徹底だろう。では、2018年のタイトルはどうだろうか。プレスリリースにてニンテンドー・オブ・アメリカは2018年期待の自社タイトルとして『星のカービィ スターアライズ』『ベヨネッタ』『ベヨネッタ2』『ヨッシー for Nintendo Switch (仮称)』をあげている。どのタイトルも魅力を持ち根強いファンの支持を得ているが、2017年のラインナップと比較するとスケールダウンしていることは否めない。

もちろん、『マリオカート8 デラックス』のようにシンプルな移植でメガヒットを記録するタイトルも出てくるだろう。またWiiにおいては発売されてから『スーパーマリオギャラクシー』や『Wii Fit』がリリースされるまではひたすら『Wiiスポーツ』が本体の売上を牽引し続けたので、2017年発売タイトルが本体の売上を引っ張り続けることは多いにありえる。しかし、記録を塗り替え続けることを考慮するとラインナップの補強が求められるだろう。

任天堂は『メトロイドプライム4』や『ベヨネッタ3』といった発売日未定の新作の存在は明かしているものの、2018年発売タイトルに関してはほとんど具体的な言及をしていない。2018年のニンテンドースイッチのセールスはサードパーティに任せるつもりなのか、はたまた隠し玉を持っているのか。快進撃を続ける老舗メーカーの振るうタクトにも注目が集まる。

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