「HTC Vive」の上位互換機となるVR向けHMD「Vive Pro」発表。78%の解像度向上など大幅パワーアップ

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HTCは、本日1月9日に「Vive Pro」を発表した。同デバイスは2016年に同社が発売したバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」の上位互換機となる。

もっとも大きいとされている改善点は解像度だ。「HTC Vive」では両眼合わせ2160 x 1200だった解像度は、2880 x 1600となり、78%の向上がなされているという。こうした改善により、これまで「ややぼやけて見える」とされていた文字や画像などは鮮明に見えるようになったとされている。また「Vive Pro」ではヘッドフォンは一体型となっており、アンプ内蔵のスピーカーが楽しめることでより臨場感のある豊かなサウンドがもたらされる。

デバイスの装着感についても手が入れられており、デバイス前面の重量を軽くしつつ、細かいサイズの調整ができる「サイジングダイアル」搭載するなど、全体期な快適性の向上がなされている。さらにはノイズキャンセリング機能についたマイクやデュアルフェイスフロントカメラを搭載している。これまでの「Vive」の路線を守りながらも、要望の多かった解像度やつけ心地を大きく改善させている印象だ。

またHTCはあわせて、「HTC Vive」および「Vive Pro」向けの無線アダプタ「Vive Wireless Adaptor」を発表している。インテルのWiGig技術を導入した製品であり、電波の干渉を受けず60Ghzで通信する。低遅延でありながら高品質体験がもたされているという。こちらの製品は2018年Q3に発売予定だ。

またPCworldによると、「Vive Pro」はValveが開発するベースステーションSteamVR Tracking 2.0にも対応するとのこと。「Vive Pro」に関する詳細情報は後日あらためて発表されるようだ。価格や発売時期のほかにも、トラッキングシステムなどスペックの仕様に関する細かい点についても気になるところだ。

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