任天堂、「ニンテンドースイッチ」と「工作」を融合させる新商品「Nintendo Labo」発表。4月20日より2商品を発売へ

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任天堂は本日1月18日に、新商品「Nintendo Labo」を発表した。「Nintendo Labo」では工作とビデオゲームの融合を目指すという。段ボール製の工作キットを組み立て、Toy-Con(トイコン)と呼ばれるコントローラーを作り、ニンテンドースイッチのJoy-Conと組み合わせて新たな遊びを生み出す。

映像では、「ピアノ」や「つりざお」「バイク」「ロボット」など工作して作り出したものをゲーム側で実際の道具かのように遊んでいる姿が確認できる。Joy-Conには加速度センサー、モーションIRカメラ、HD振動などさまざまな機能が搭載されている。クラフトを通じてこのコントローラーにおける可能性を拡大するという、ニンテンドーDSやWiiを生み出してきたいかにも任天堂らしい製品であるといえるだろう。

工作をするというコンセプトやそして親子向けのイベント「Nintendo Labo Camp」の受付が始まっているように、どちからといえば低年齢向けの製品であると考えられる。一方でロボットを作って遊ぶ「ロボットキット」という商品も用意されている。こちらはWii U向けに開発されていた「Project Giant Robot」のDNAを強く感じさせる、大人のユーザーでも楽しめそうなコンテンツだ。映像ではロボットを組み立て、街中をドライブするシーンが映し出されており、Steamなどでも根強い人気を誇る組み立てクラフト型のサンドボックスゲームとして楽しめそうだ。低年齢から大人まで、幅広いユーザーに対応する商品となりえるだろう。

映像をキャプチャしたもの

4月20日には早速ふたつの新商品が発売される。「リモコンカー」「つり」「おうち」「ピアノ」「バイク」といった小さなコンセプトをまとめて楽しめる、よりカジュアルさを意識しているであろう「バラエティパック」は税別6,980円。そしてロボットを題材とした「ロボットキット」は税別7,980円だ。どちらもの商品にも、それぞれのゲームソフトとダンボールシートを中心とした工作キットを同梱する。また別売でこれらの工作を装飾する「デコるセット」が税別980円で発売される。

テクノロジーの発展が進む中で、あえてこれまでの遊びを見直し新たな提案するという非常にらしい製品である「Nintendo Labo」。Toy-Conといった新たなコンセプトを打ち出しており、並々ならぬ意気込みを感じさせる印象だ。ヒットすればダンボールだけでなく、さまざまなものと組み合わせることも考えられ、可能性を感じさせる。この新たな提案がどのようにユーザーに受け入れられるかも含めて、今後の展開を見守りたい。

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