『They Are Billions』が日本語に対応。数十億体のゾンビが彷徨する世界で人類最後のコロニーを死守する、拠点防衛ストラテジー

 

Numantian Gamesは1月27日、『They Are Billions』の対応言語に日本語を追加する最新アップデートを配信した。本作は2017年12月にSteamでの早期アクセス販売が開始された、シングルプレイ向けの拠点防衛ストラテジーゲームである(関連記事)。対応プラットフォームはWindowsで、販売価格は2570円。数十億体ものゾンビが彷徨するスチームパンクな終末世界にて、残されたわずかな生存者たちが人類最後のコロニー建設に挑む。

生半可な防衛ラインではとても守りきれないハードな難易度設定となっており、マップのランダム生成システムのおかげでリプレイ性も高い。アニメーションはなめらかで、4K解像度にも対応。最大2万体という尋常ではない数の感染者たちが画面内でうごめく、その混沌とした様子はまさに圧巻だ。早期アクセス販売開始から1か月半で約50万セールスと、売れ行きも好調である(SteamSpy調べ)。

※2017年5月に公開されたトレイラー

早期アクセス版に含まれているサバイバルモードの目標は、地形・天候・感染者数がランダム化されたマップにて、目標日数間コロニーを守りきること。プレイヤーは労働者の供給量や食料・エネルギーの生産量を管理しながら、居住施設や資源生産施設を建設。住民を守るべく傭兵を育て、防衛設備を整える。すると食料や資源の消費量が増えるため、さらにコロニーを拡大して土地を確保する必要に迫られる。このように人口増加と領土拡大のサイクルを繰り返しながら、少しずつ危険地帯へと足を踏み入れていくのだ。

人口が増えれば資源生産量が増え、研究開発や防衛設備への投資がはかどる。それだけ戦いを有利に進められるようになるわけだが、領土の拡大が速すぎると兵力を分散することになり、守りが甘くなる。すると一定日数ごとに訪れるゾンビの襲撃を防ぎ切れず、防壁を破られてしまう。一度でも防衛ラインを突破されると、感染者の数が雪だるま式に増えていき、あっという間にコロニーが崩壊する。バランスよく開拓していくことが好ましい。なおプレイヤーはいつでも時間を一時停止できるので、自分のペースにあわせて戦略を練っていこう。

日本語対応により、施設の役割を把握しやすくなった
感染が広まると、守るべき人が葬るべき敵と化す

いかに最終決戦に備えられるか。人類の命運はこの一点にかかっている。最後の数日間で繰り広げられる総力戦は壮絶で、慣れないプレイヤーはここで絶望感に包まれるだろう。全方位からの襲撃に耐えるだけの堅固な要塞を建てられるか、壁を食いやぶられても態勢を立て直せるだけのバッファーを設けられるか。最悪のケースを想定したコロニー設計が求められる。

なお今回のアップデートでは、ほかのプレイヤーと同じマップでスコアを競い合う「コミュニティチャレンジ」が新要素として加わっている。本作の傾向と対策をある程度マスターしたら、腕試しとして挑戦してみるのも良いかもしれない。今後のスケジュールとしては、2018年春に人類再建を目指すキャンペーンモードが実装される予定だ。