鉄道建設シミュレーター『Railway Empire』Steamにて発売。19世紀の北アメリカを舞台に鉄道ネットワークの拡大競争

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Kalypso Mediaは1月27日、Gaming Minds Studiosが開発した鉄道建設シミュレーター『Railway Empire』をSteamにて発売した。価格は5448円。なお、GOG.comではDRMフリー版が販売されているほか、海外ではPlayStation 4/Xbox One向けにも発売されている。

『Railway Empire』の舞台は、産業革命が興り工業が発達する19世紀の北アメリカだ。プレイヤーは1830年を基点に蒸気機関車の鉄道ネットワークを築き始め、北米大陸の支配を目指す。ゲームの基本は、街に駅を建設して別の街へと線路を敷くこと。直線の最短距離を取れば運行効率が高く建設費用も抑えられるが、たとえば山や川がルート上にあれば、迂回するかトンネルや橋を造るかの選択に迫られる。

また予算上、単線にせざるを得ないことも多く、その場合は上りと下りの列車がスムーズに運行できるような路線作りも大事である。駅や待避線を要所要所に作り、信号とスイッチを設置してうまくすれ違わせるのだ。この場合も、待ち時間が少なくなるよう効率を求めて工夫したい。また、沿線に工場や農場、観光名所などを作ったり、あるいは既存のものを買収して路線の価値を高めることも欠かせない要素だ。本作ではこのようにして街と街のネットワークを繋ぎ、鉄道で乗客や物資を運んでお金を稼いでいく。

本作に登場する機関車は40種類以上、貨車は30種類以上あり、当時実際に走っていたものを細部にわたって再現しているという。機関車はそれぞれ最高速度や加速度、メンテナンスの頻度などの性能が異なる。また、性能や乗り心地などに関する300種類以上のアップグレード要素も用意されている。一方で、列車を運行するには人員も必要である。機関士やエンジニア、守衛などの乗務員のほか、駅員や計理士、測量士などのオフィスワーカーを、送られてくる履歴書をもとに、チームとしての相性を考えながら選んで雇う。ゲームでは最大3人のライバル企業が登場し、相手に対して買収工作や、盗賊やスパイを使った破壊工作までもが可能だという。そうした戦いにも勝ち抜きながら鉄道ネットワークを拡大させていくのだ。

近年Steamではさまざまな鉄道経営シミュレーションがリリースされている。東欧を舞台とした『Mashinky』や鉄道のみならずさまざまな乗り物を扱う『Transport Fever』など、熱を帯びつつあるジャンルだ。『Railway Empire』は前述したように鉄道経営を掘り下げており、美麗さと遠景描写を両立させた力強いグラフィックも特徴だ。コンセプトや価格を比較しつつ、好みの作品をチョイスしてほしい。

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