『FTL』開発元の新作『Into the Breach』は2月28日発売へ。未来からロボットを操作し巨大怪獣と戦うシミュレーション


インディースタジオSubset Gamesは、『Into the Breach』を2月28日(現地時間27日)に発売すると発表した。現時点での対応プラットフォームはWindows(Steam)のみだが、他プラットフォーム展開も現在計画中であることも報告している。

『Into the Breach』は、昨年2月に発表されたターン制のシミュレーションゲームだ(関連記事)。同作を手がけるSubset Gamesは、Steam/モバイルでリリースされ大ヒットを記録した宇宙ローグライク『FTL: Faster Than Light』の開発元。宇宙を舞台とした前作とはうって変わり、『Into the Breach』の舞台となるのは現代となる。地中より繁殖を続ける巨大怪獣Vekの侵攻により、人類は文明消滅の危機に瀕していた。プレイヤーは未来の世界から人類の希望ともいえるロボットを操作し、Vekを消し去ることで世界を救わなければならない。ランダム生成させるマップにて、最善の一手を選びながら人類に光をもたらすのだ。

ゲームシステムとしてはターン制が採用されており、味方・敵ともにターンに合わせて行動する。敵の動きを予想しながら一手を繰り出す“手強いシミュレーション”要素が強そうだ。プレイヤーの制御するロボットは街からの電力支給により動いているので、街をVekの脅威から守ることがひとつのポイントとなる。近接攻撃だけでなく、引き寄せや銃撃、水へと陥れるなど、幅広い戦略から状況にあった判断をすることが重要になるだろう。

Vekを倒すことで武器を獲得したりロボットに搭乗できるパイロットと新たに出会うこともあるという。戦いを重ねて戦力を強化していこう。また失敗は許されない(Failure is not an option)と説明されているほか、「失敗した際にはほかの時間軸から救援を送ってください。」とも記述されており、パーマデス形式が採用されていることも示唆されている。

このように『Into the Breach』は、舞台やビジュアルを大きく変えながらも『FTL: Faster Than Light』と同様のシビアなゲームシステムが盛り込まれている印象だ。開発者は『FTL: Faster Than Light』の主要スタッフのほぼ全員が続投。作曲家であるBen Prunty氏も音楽を手がけており、アンビエントな音楽がふたたび楽しめるだろう。