我が子を探す「母親」が主人公のサバイバルRPG『Smoke and Sacrifice』PC/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに発表


Curve Digitalは2月6日、イギリス・ロンドンに拠点を置くインディースタジオSolar Sail Gamesが手がける『Smoke and Sacrifice』を発表した。プラットフォームはPC/PlayStation4/Xbox One/ニンテンドースイッチで、2018年内に発売予定(公式サイトには「Coming Soon」とある)。本作は、母親が我が子の運命を探る旅をするオープンワールド・サバイバルRPGである。

本作の舞台は寒く荒廃した世界だが、「Sun Tree」と呼ばれるもののおかげで、光に照らされ土地も肥えている豊かな地域が存在する。しかし、そのSun Treeの恩恵を絶やさないためには、ある儀式を定期的に執り行う必要があるようだ。とある儀式とは、生まれたばかりの赤子を生け贄として捧げることだった。

そして今回の生け贄に選ばれたのは、本作の主人公「Sachi」の息子「Lio」だ。Sachiは母親として悩みながらも、この地域が光を得るためにはほかの選択肢はないと考え儀式に赴きLioを捧げる。そうしてSun Treeからの恩恵を維持したかに思われたが、村には異形のモンスターがどこからともなく現れるようになり、Sachiは慈悲深いSun Treeの光の裏には、闇に包まれた秘密が隠されていたことに気付く。生け贄の儀式では、子は光に包まれてどこかへ転送されているようで、Sachiは我が子の身になにが起こったのか、真実を確かめるために後を追う。

転送された先は暗い地下世界で、モンスターが生息しているほか、人間が暮らす村もある。荒野や森、火山地帯のような場所もあれば、工場のような人工的なエリアも確認できる。プレイヤーはここでLioの行方を追うが、そのためにはこの過酷な世界を生き抜かなければならない。本作にはクラフトシステムがあり、武器や防具、トラップなどを集めた資源から製作する。そのバリエーションは豊富なようで、今回公開されたトレイラーやスクリーンショットでは、ショットガンから巨大なバズーカのような武器、シンプルな鎧からスポーツのプロテクターのような防具までさまざま登場している。

この謎の地下世界ではモンスターだけでなく、立ちこめる死の煙もまた脅威となる。ここで暮らす人間がみなマスクをしているのはそのためだろうか。またゲームを進める中では、プレイヤーの行動が植物や動物の生態や性質に変化をもたらすこともあるという。それは、クラフトのための資源の入手性にも影響がおよぶとのこと。プレイヤーはこうした奇妙な世界を生き抜き、時に村人の助けを借りながらSachiの息子Lioを探し、ひいてはこの世界の真実に迫るのだ。