ダウンヒルゲーム『Descenders』Steamにて早期アクセス販売開始。マップ内のどこを走ってもよし、猛スピードで山を駆け下りろ

No More Robotsは2月10日、RageSquidが手がけた『Descenders』の早期アクセス販売をSteamにて開始した。価格は2569円で、2月17日までは10パーセントオフの2312円で購入可能。本作は、マウンテンバイクで山の急斜面を駆け下りる自転車競技「ダウンヒル」を楽しめるゲームだ。詳しくは後述するが、本作は日本語への対応を近日中に予定している。

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本作のゲームモードには「Session」という複数のレースシリーズをプレイするものと、現在は未実装の「デイリーチャレンジ」がある。Sessionの各レースでは、スタート地点からゴール地点までを走りきることが主目標で、さらにサブ目標がひとつレースごとに定められている。本作ではゲームパッドでの操作が推奨されており、RTで自転車を漕ぎ、LTでブレーキ。左スティックでハンドルを操作して、右スティックではライダーの体重移動を操る。急なカーブでは右スティックで体勢を傾けることで、ドリフトするようにスムーズに駆け抜けることができる。コースにもよるが、右スティックを上手く扱えばブレーキはほぼ使うことはないだろう。また、右スティックを下から上に入力するとコース上にある丸太を飛び越えたり、ジャンプ台でより高く飛べる。ジャンプ台では左スティックと右スティックを組み合わせてトリック(技)を決めることが可能だ。

高原地帯は晴れた日が多いが、霧が立ちこめることもある

ゲームを始めてまず最初にプレイできるロケーションは、スコットランドの高原地帯だ。開けた草原の斜面を下っていくが、コースレイアウトによっては林の中を通ることもある。コースの幅は狭く、林ではすぐ横に木が迫り、草原には大きな岩が転がっており、緊張感あるライディングが楽しめるだろう。Sessionをすべてクリアすることで、森や渓谷、山岳地帯といった新たなロケーションがアンロックされていく。なお、Sessionには後述する「REPポイント」を稼ぐ通常のモードと、REPポイントに影響しないプラクティスモードがある。レース内容的には基本的にどちらも同じだが、まずはプラクティスモードでゲームに慣れることから始めるのが良いだろう。

それぞれのコースは、「Steepness」「Curves」「Stunts」の3種類のパラメーターでどのようなコースレイアウトかが表されており、Steepnessが高いと直線が多くてスピードが出やすく、Curvesが高いと文字どおりカーブが多い。そしてStuntsが高いとコース上にジャンプ台などが多く設置され、華麗なエアトリックをたくさん決められる。レースをクリアすると次のレースを選択できるので、このパラメーターを参考に選ぶといいだろう。なお、本作ではコースは自動生成されるため、天候や時間帯を含めプレイするたびに異なるレイアウトを走ることになる。またレースの中には、まったくコースがなくゴールを探しながら自然の中を走らなければならないものも存在する。

最初と最後のレースは固定だが、その間はルートに沿って自由に選択できる

Sessionモードはライフ制になっており、ミスを重ねてライフがゼロになるとゲームオーバーとなる。ミスとは、つまり転倒である。勢い余ってコースを外れて木や岩に衝突したり、ジャンプ台で大ジャンプした後の着地を失敗してしまったり。猛スピードで駆け下りるため、ちょっとした操作ミスが転倒に繋がってしまう。ただ、順位やタイムを競うゲームではないので、ゆっくり安全走行でゴールを目指してもかまわない。

また、走行すべきコースが設定されてはいるが、それにとらわれる必要もない。たいていのゲームでは大きくコースアウトしたり逆走したりすると強制的にコースに戻されるが、本作ではどこまででも自由に走っていける(山など物理的な境界はある)。そのため、大きくショートカットしたり、難しそうなジャンプ台はスルーしたりといったことが可能なのだ。ただし、チェックポイントもスルーしてしまうと、ミスした際に大きく戻されてしまうことになる。

本作ではどこを走ってもOK。見える範囲のどこまででも行ける

この自由度の高さは本作の大きな特徴のひとつだが、コース外を走ることは良いことばかりではない。たとえば前述したサブ目標には、「バックフリップを?回決めろ」とか「合計?秒間ジャンプしろ」などといったものがあり、これを達成するにはコース外ではなかなか難しい場合が多い。また、サブ目標を達成するとボーナスとしてライフがひとつ加算される。Sessionは最大15レースほどになるため、ミスもかさむだろう。全クリアを目指すには、いくつサブ目標をクリアできるかがカギとなる。一方で、「??秒以内にゴールしろ」といったように、ショートカットが有利となるサブ目標もある。

また本作には「REPポイント」という走行中のアクションに対する評価点がある。シンプルにジャンプしたり猛スピードを出したりといったことから、エアトリックを決めたりすることよってポイントが入り、プレイヤー個人および所属チームのランクに反映されるシステムだ。難易度の高いトリックなど、リスクの高いアクションをすることで高いポイントを得られるため、上のサブ目標と同様にコース外では稼ぎ難いという面がある。また、岩などの障害物もあるので思わぬミスにも繋がりやすく、ミスするたびにREPポイントは減点されてしまう。上級者になればコース外の起伏を利用してREPポイントを稼ぐ離れ業もやってのけるだろうが、まずはコース上を走って自らのスキルを磨いていくのが良いだろう。

レース終了後には、転倒数や獲得REPポイント数、クリアしたサブ目標などが表示される

レースをこなしてREPポイントを稼いでいくと、トリック重視の「Enemy」、テクニカルコースを好む「Arboreal」、スピード命の「Kinetic」の3つのチームから勧誘され、いずれかを選択して所属することになる。チームに所属すると、Session中のレース選択にてチームの特色に合わせたコースが出現するほか、チーム独自のカスタマイズアイテムが入手できる。また、チームベースのイベントも今後計画されているとのこと。なお、現状では一度チームを選択すると変更することはできない。この点について開発元は、ユーザーの要望次第では変更できるよう仕様を変えるかもしれないとしている。ただ、その場合はおそらく保有REPポイントを消費する形になるだろうとのこと。

カスタマイズには、車体・ヘルメット・ゴーグル・シャツ・ズボン、そして現在は未実装だが車体やライダーのアクセサリーの項目があり、レースをこなすことで新たなアイテムを入手できる。入手できるアイテムは、REPポイントをより多く稼げばよりゴーシャスなものになるという。なお、カスタマイズしても車体の性能などには変化はない。

カスタマイズはメインメニュー、あるいはホーム画面であるキャンプからガレージに行くことでおこなえる。キャンプからは、そのままテストコースに繰り出すことも可能

この『Descenders』は、近年めっきり減ってしまったダウンヒルレースゲームを現代に蘇らせるために制作されたという。開発にはUnityが使用されており、リアルな挙動や自由度の高さ、そしてスピード感溢れるゲームプレイを特徴として、コアなMTBゲームファンと、カジュアルなゲーマーの両方にアピールすることを目指している。現在はまだ早期アクセス中であるためバグや未実装のコンテンツもあるが、ゴールゲートをくぐりさえすれば良いという自由度の高さとシンプルなゲーム性は、確かに初心者でも始めやすい。一方でコースレイアウト自体は圧倒的なスピード感と相まって難易度が高いものも多く、ゲーマーのチャレンジ心を煽るものである。

パブリッシャーのNo More Robotsは本作の今後について、定期的なアップデートにより新たな車体やカスタマイズアイテム、ゲームモード、ロケーションなどの追加を約束している。また、オンラインマルチプレイやVR対応、そして自動生成されたコースを後からふたたびプレイできる要素などについても検討しているそうだ。

さらに、弊誌の取材に対して同社代表のMike Rose氏は、今週末にも日本語への対応をおこなう予定であることを明かしてくれた。また今回の早期アクセス販売開始に合わせてXbox One版の発売も決定しており、早期アクセスにあたるXbox Game Previewとして数か月後(夏頃)に発売予定だが、正式リリースを迎える際にはPS4とニンテンドースイッチ向けにも発売する予定で、そのPS4/ニンテンドースイッチ版は日本での発売も計画しているとのことだ。

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