産業によって街を発展させていくシミュレーション『Rise of Industry』Steam早期アクセス配信開始。将来的な日本語対応も予定

スペインに拠点を置くインディースタジオDapper Penguin Studiosは、Steamにて『Rise of Industry』の早期アクセス配信を開始した。価格は2948円で、2月17日までは15%オフの2505円で購入できる。本作は『Project Automata』として発表されたタイトルで、以前弊誌でも紹介している(紹介記事)。

『Rise of Industry』は経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは20世紀初期を生きる新米実業家となって街を成長させていく。ただし、プレイヤーは街そのものには干渉できない。街の資本となる産業を発展させていくことで、街の規模を拡大するのだ。

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産業のジャンルは多岐にわたる、果樹園を作りそこから果樹を栽培し、それを街に出荷することでモノがあふれていく。こうした産業発展のプロセスのバリエーションは幅広く、伐採所を作りそこから樹を切り、それを加工所へと運び込む。ほかのガラスなどと組み立てて家具として街に出荷することもできる。ただし、ゲーム内には在庫や需要いった概念が存在している。量販店それぞれに在庫の数値が設定されており、調子にのって作り続けていると製品がどんどん余りだす。需要と供給のバランスを考えて生産プロセスを組み立てる必要があるのだ。

そういった点では『Rise of Industry』は細かい点まで幅広くケアする必要があるといえる。工場などでは作るものから量、輸送ルートや手段などを事細かく設定できる。加工の時間や工場の状況もチェックが必須だ。交通状況や近隣の街への公害も確認しなければいけない。多岐にわたる要素に気を配り続ける必要があるのだ。一度ルーチンを組んでしまえば楽なのだが、需要と供給や在庫の部分も意識しなければいけないので、そのマネージメントが大変でもあり面白くもある。うまく生産の循環を整理、確立することで街を都市へと変貌させるのだ。

プロセスの説明を聞くと理解するのが難しそうに聞こえるが、本作にはかなり丁寧なチュートリアルが導入されている。情報量が多く選択肢も幅広いが、チュートリアルをこなせば本作の流れをしっかりと理解できるだろう。とはいえ、数字や単語とにらめっこするゲームであるだけに、全編英語というのは少し辛くもある。そこでAUTOMATON編集部が開発元であるDapper Penguin Studiosに日本語化の予定をたずねたところ「間違いなくする。今すぐとはいえないけど、絶対にする。急ぐ人向けには、夏にはModを実装するのでそこでファン翻訳を作れるようになる。」と答えてもらった。将来的な日本語化はほぼ間違いないと考えてよさそうだ。

『Rise of Industry』はSteam早期アクセスが始まったのは2月10日であるものの、itch.ioでは長らく同様の早期アクセス版が販売されており、同プラットフォームにて2017年一番売れたタイトルでもあるという。バグや不良があるものの、ゲームとしてはすでにそれなりに開発が進んでいる印象だ。ゲームが進むと管理するものの多さにインターフェイスの利便性が追いつかないなど課題を抱えるが、キュートなビジュアルとゲームコンセプトには光るものがある。日本語化の対応も含めて、今後開発の進展に期待したい。

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