『FTL』風の海戦ストラテジー『Abandon Ship』早期アクセス販売開始。油彩画タッチの世界で海賊や半魚人と戦う

英国のインディースタジオFireblade Softwareは2月22日、海戦ストラテジーゲーム『Abandon Ship』の早期アクセス販売を開始した。対応プラットフォームはWindows(Steam)で、販売価格は2050円。3月1日までは15%オフの1742円で購入できる(日本語は非対応)。

本作は宇宙船シミュレーション『FTL: Faster Than Light』のクエスト構造、海洋アドベンチャー『Sunless Sea』の航海要素、『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』の海上戦闘を組み合わせるというコンセプトのもと開発された作品である。

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油絵の世界を航海する

キャンバス素材の「Fog of War」

本作の舞台となるのは、帆船時代をモチーフにした架空の世界である。主人公は海の怪物クラーケンを崇拝するカルト教団の一員であったが、その不気味な儀式を目の当たりにして脱退を決意。教団に捕まっていた囚人たちと共に帆船に乗り込み脱出を図る。だが教団はそう簡単に見逃してはくれない。主人公は追われる身となり、自由を手にするにはカルト教団を倒すしかないと悟る。まずは彼らが崇めるクラーケンを排除せねばならない。なんとか方法はないものかと、手がかりを求めて舵を取る。

船長となった主人公が航海するのは、まるでキャンバスに描かれた油絵のような海。四方を額縁に囲まれた海域が無数に繋がったプロシージャル生成マップである。バイオームや天候、波の荒さは海域によって異なり、それらは戦闘条件にも影響してくる。未踏破の部分は白塗りとなっていて、足を踏み入れるとブラシで色を塗るようにして色彩豊かな海原が姿を現す。

絵画のように切り取られた海洋世界
額縁のゲートから隣の海域に移動する

海のいたるところにイベントマーカーが設置されており、それらに触れることでメインクエストやランダムイベントが発生する。海賊やカルト教団の追っ手と海戦を繰り広げたり、救難活動や難破船の調査に当たったり。運が悪ければ害虫に物資を食べられるだけという不運に見舞われることも。イベントはテキストベースで進み、どう対応するかの選択肢を与えられる。海賊に襲われている商船を救うのか、傍観するのか。漂流者を助けるのか、無視するのか。決断を積み重ねながら旅を進めていく。

さまざまなバイオームの中を旅する

半魚人やクラーケンも登場する激しい海戦

戦闘パートではマウスの左クリックで船員を選択し、右クリックで移動先・行動を指示する。舷側に設置された大砲による砲撃、破損箇所の修理、ポンプを使った排水作業など、船長を含めて最大7人という限られた人員をフル稼働させて戦う。基本はリアルタイムで進行するが、ポーズボタンがあるので熟考してもよい。操舵に長けたナビゲーター、砲台の扱いに慣れたガンナー、船員を治療する船医など、クラスによって能力値が異なるため適材適所を心がけよう。

敵船のマストに大ダメージを与える旋回砲、対人用のスナイパーライフル、拘束用のハープーンなど武器によって役割が異なる。火力が全てというわけではなく、火災を発生させたり、衝撃で敵を船上から落としたりと、敵船員を身動き取れなくするという戦術も有効である。治療・修復作業に追われて反撃できなくなるからだ。船の機能をどれから停止させていくのか。この戦略性は、本作が影響を受けた『FTL: Faster Than Light』と近しいものがある。なお敵船に接舷・衝突して乗り込めば白兵戦に持ち込める。戦闘の終了条件は船体の大破・水没、もしくは船員の全滅なので、近接戦闘で勝負を終わらせてもよい。逆に長距離からのスナイピングや砲撃に特化してカタをつけることも可能だ。

大嵐や濃霧、高波といった自然環境の変化にも注意

船の破損箇所と船員の体力は戦闘終了後に自動回復するが、船体の耐久度は港で修理しなければ戻らない。いつ港に戻るのかの見極めが大事だ。なお港では帆船・武器・物資の売買、船員の雇用、酒場でのモラル向上などで次の航海に備えることができる。逆に負けた場合どうなるかというと、本作ではパーマデス制度が採用されており、船長が死亡するとゲームの最初からやり直しとなる。ただし船が沈没しても、船長さえ生き延びていれば旅を続行できる。救命艇に乗って港まで逃げるか、漂流しているところを誰かに見つけてもらえればリセットされずに済む。

クラーケンや半魚人と戦うことも

油絵タッチのアートスタイルで激しい海戦を描く『Abandon Ship』。早期アクセス期間は9〜12か月を予定しており、現時点では7時間から10時間相当のメインストーリーが実装済み。短時間で遊べるコンバット・キャンペーンモードも別途用意されている。クエストがテキスト主体となっているため、日本語非対応というところがネックになるかもしれない。弊誌よりFireblade Softwareに問い合わせたところ、日本語ローカライズの優先度は高くないものの、可能性がないわけではないとのことだ。

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