小さな島を死守し続けるキュートなシミュレーション『Bad North』PC/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/モバイル向けに今夏発売へ


パブリッシャーのRaw Furyは3月20日、スウェーデンに拠点を置くインディースタジオPlausible Conceptが手がける『Bad North』のニンテンドースイッチ版を発表した。PC/PlayStation 4/Xbox One/モバイル版と共に、2018年夏に発売する。

本作は、小さな孤島を舞台にするリアルタイム戦略ゲームだ。島にはとある王国があり、ヴァイキングからの度重なる攻撃に晒されている。国王は殺され、残されたのはうら若き王子と王女。国を守り再興させるためにも、父に忠誠を誓った家臣たちからの信頼を勝ち取り、兵を組織してヴァイキングの襲撃を退けるのだ。

『Bad North』の舞台となる小島は自動生成で生み出される。ゲームはタワーディフェンスゲームのような形になっており、プレイヤーは次々に襲い来るヴァイキングのウェーブに対して、効果的な兵の配置をおこなう。刻々と変化する戦況に応じて、迅速かつ的確に自軍のポジションを指定することが求められるものの、プレイヤーの操作としては基本的にそれだけといたってシンプル。あとは個々にシミュレートされた兵士たちが戦ってくれる。兵士にはさまざまなユニットタイプやヒーローがあり、その選択も勝利へのカギとなりそうだ。

バトルでは王国の陥落を防ぐことが最終目標ではあるが、その過程では島に暮らす貴族や一般市民を守る場面も出てくるという。そして助けた人々は、自らの軍隊にリクルートすることができる。ウェーブの合間には血で染まった戦場から資源を回収。そして兵士をアップグレードさせて、また次の戦いの備えるのだ。本作はミニマルなビジュアルがまず目を引くが、バトルの舞台となる小島の構造もまたミニマル。しかし、シンプルな操作で奥深いゲームプレイが楽しめるという。

RawFuryは『Kingdom: New Lands』や『GoNNER』といったシンプルながらも中毒性のある作品を世に送り出してきたパブリッシャーだ。『Bad North』はビジュアル・ゲームデザインともにミニマルでシンプルながらも戦略性が求められることがうかがえる。同社がプロデュースを得意とするジャンルの作品となるだろう。