狂気に囚われた画家の精神世界を巡る一人称視点ホラー『レイヤーズ・オブ・フィアー』国内向けニンテンドースイッチ版が3月29日に配信へ

 

フライハイワークスとCIRCLE Entertainmentは、ニンテンドースイッチ版『Layers of Fear: Legacy(レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)』を国内向けに3月29日に配信すると発表した。パブリッシングするのはCIRCLE Entertainmentで、フライハイワークスは窓口を担当している。価格は税込2000円で、3月28日23時59分までにあらかじめダウンロードとして購入することで、20%オフの税込1600円で購入できる。

『Layers of Fear: Legacy』は、2016年2月に正式リリースされた『Layers of Fear』と、2016年に8月に発売された解答編とされるDLC「Inheritance」をセットにした作品。プレイヤーは心を病んだ画家を操作し、19世紀の名画・装飾で彩られたヴィクトリア時代の屋敷内を探索する。主人公は芸術家として最高の傑作を完成させるべく、幻覚・幻聴に悩まされながらも精神の深部へ進んでいく。

プレイヤーは画家の精神世界の写し鏡である異様な空間を、目に見えない何かに手引きされるように、ひとつの正解ルートに向かってひたむきに進んでいくことになる。本作の屋敷では、ふと目をそらしたり、後ろを振り返ったりと、視線を動かすことで部屋・回廊の様子が変化する。同じ場所をさまよっているはずであるが、画家の精神状態とシンクロして徐々に崩壊していく異常な世界である。本作はその細かなホラー演出の積み重ねにより、違和感による恐怖を生み出すことに成功している。

PCやPS4、Xbox Oneに発売され高い評価を獲得した作品のコンプリートセットを、これを機に購入してみてもいいだろう。弊誌ではDLC「Inheritance」のレビューを掲載しているので、気になる方はこちらをチェックしてみてほしい。