「剣や弓」で戦うタイマン系中世バトルロイヤル『VALHALL』発表。北欧神話をベースにした壊れゆく世界にて50人規模で争う

 

ウクライナのインディースタジオBlackrose Artsは、『VALHALL』を発表した。対応プラットフォームはPCで、2018年夏より早期アクセス販売を予定している。『VALHALL』は中世、バイキングの時代を舞台とした、バトルロイヤルゲームだ。本作は北欧神話をベースに世界観が構築されており、終焉となるラグナロクが訪れる前に、オーディンの剣が残した最後の剣を入手すべく戦う。ミッドガルドが崩壊する前に、この剣を入手し世界の崩壊を食い止めるのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=040K6Cgties

本作のマップは、ロキにより迷宮のような構造に変化させられており、季節の異なるエリアを移動しながら戦うという。複雑なマップデザインとなっているが、どのエリアでもプレイヤーと遭遇する可能性は存在し、多くの罠が存在する。本質的にはコロッセオのようなものとなっているという。前述したように、マップは時間の経過と共に外側から中心部に向かって崩壊していく。このアポカリプスを回避するために、中心部に滞在しながら敵を排除していく必要がある。

『VALHALL』のもうひとつの特徴はパルクール要素の導入だ。街のエリアでは屋根の上にのぼることができ、屋根から屋根へと飛び移ることも可能。立体的なマップにてどの場所にいるかが非常に重要になるようだ。プレイの視点は一人称・三人称ともに対応しており、好みに合わせて視点を切り替えればいいだろう。戦闘は、近接武器としては剣や斧・遠距離武器は弓を使い交戦する。戦闘は、バトルロイヤル制を採用しているが、1vs1のタイマンになりやすいという。敵から逃げることもでき、見失った相手を背後から斬るという戦法も有効なようだ。盾を構え続けている相手に蹴りを入れれば、盾は壊れるといったアクセントも。このタイマンによる戦闘は詳細に明かされていないが、ゲームのカギを握る要素になりそうなだけに、気になるところだ。

崩壊したエリアは重力を失うという

開発を手がけるBlackrose Artsは、『World of Tanks』や『Quantum Break』に携わったベテラン開発者によって構成されている。現在Indiegogoにてクラウドファンディングキャンペーンを実施中。達成状況によりヴァルキリーやフェンリル、北欧神話にまつわるキャラクターや武器が登場する。

似たような中世+近接攻撃のコンセプトの作品としては、『Chivalry: Medieval Warfare』や『フォーオナー』が存在する。本作はそうしたジャンルにバトルロイヤルと北欧神話を持ち込むことで、差別化を図ろうとしているようだ。