アニメ調で過酷な戦場を描くRPG『Long Gone Days』早期アクセス配信開始。主人公は“戦い”に葛藤し続ける狙撃手、日本語対応予定

チリのインディーデベロッパーBURAは、『Long Gone Days』の早期アクセス版をSteamにて配信開始した。価格は1480円。対応プラットフォームはPCで、正式リリースは2019年初頭(2018年Q4)を予定している。今後のアップデートにより、日本語に対応することも予定されている。

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『Long Gone Days』は、アニメ調で描かれるRPGだ。主人公となるのは、幼い頃から地下シェルターにて狙撃手として育てられたRourke。初の任務で初の地上ということで胸を高鳴らせて戦場に向かうが、待っていたのはRourkeの想像としていたものとは全く異なる過酷な戦場だった。“真実”を目の当たりにしたRourkeの逃避と葛藤の旅が始まる。

『Long Gone Days』では、プレイヤーはRourkeとなりフィールドを移動し会話を重ねてイベントを進行させていく。シナリオ進行上では戦闘も用意されているが、ランダムエンカウントではない。戦闘では敵の部位を狙ったり、スキルを発動させるといった戦略性もあるが、戦闘に特化したデザインというわけではない。また時折時間内に敵兵を狙撃するというシューティング要素もあるが、これもミニゲームに留まっている。戦闘も狙撃もあくまでシナリオを彩るための手段のひとつである。かなりアドベンチャー要素に寄った作品であると言えるだろう。

それだけに、アドベンチャーゲームパートは、かなり力強く作り込まれている印象だ。テキスト量は多く、キャラクターの心理描写や演出は緻密。キャラクターデザインや音楽も世界観への没入を高めることに貢献しており、随所に挟まれる一枚絵もシナリオを盛り上げることに成功している。設定の問題もありリアリティをもって戦争が描かれているわけではないが、どのキャラクターもそれぞれ強烈な個性と意思を持っており、テキストを読んでいると引き込まれる。主人公であるRourkeの葛藤や苦しみが巧みに描かれており、感情移入することだろう。そうしたテキストが魅力であるだけに、日本語対応が待たれるところ。英語自体には複雑な表現はないものの、母国語でじっくり読めれば没入感がさらに高まるに違いない。

ちなみに開発者のCamila Gormaz氏にチリのインディーゲーム事情について聞いてみたところ、才能ある人々は多くいるものの、ほとんどがモバイルゲームに従事しており、かつラテンアメリカでは大きなインディーゲームイベントがないので、盛り上がるというところまでには至っていないとのこと。コンソール向けの開発機材を手に入れるのも難しいというのが現状のようだ。とはいえ、『Long Gone Days』のSteam版の成功次第では、コンソール展開をしていきたいとは考えているとのこと。

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