PS4独占『スパイダーマン』は9月に海外向けに発売へ。Insomniac Gamesが手がける「これまで見たことのないスパイダーマン」

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 4向け『スパイダーマン』を9月7日に発売すると海外向けに発表した。同作は、『ラチェット&クランク』などを手がけたInsomniac Gamesが開発中のPS4独占タイトルとなる。マーベル監修のもと、「これまで見たことのないような『スパイダーマン』」として開発が進められている。

舞台となるのはニューヨーク。都市の巨悪犯罪と戦うのが、主人公であるピーター・パーカーの務めだ。原作をベースとしつつも、必ずしもすべてが原作どおりというわけではなく、Insomniac Gamesスタイルに「スパイダーマン」が描かれる。ゲームはオープンワールドを採用しており、糸を使ったダイナミックな移動やアクションがひらけた都市にて楽しめる。ミッションやサブクエストが多数用意されており、アイテムを使ったクラフトもできるという。従来の『スパイダーマン』ゲーム作品のシステムをベースとしながらも、なめらかかつ迫力のある戦闘、緊迫のシネマシーン、ステルスをまじえた戦略など、Insomniac Gamesの実力が遺憾なく込められた奥行きのあるゲームデザインに仕上げられている印象だ。

YouTubeで公開されている数々のトレイラーの再生回数は、合計5000万回を上回っており並々ならぬ期待が寄せられている。昨年12月には『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』にはディレクターとして携わったBrian Horton氏が開発に参加することも明かされていた。スタッフを増員し、万全の体制で制作が進められている(関連記事)。

ちなみになぜ「スパイダーマン」が選ばれたのか疑問を持つ人もいるかもしれない。実はこのプロジェクトのきっかけとしては、ソニーとマーベルが一緒に仕事をしようと話していたのが始まりのようだ。両社がInsomniac Gamesに何をテーマとした作品を作りたいかと訊ねたところ、Insomniac Gamesが「スパイダーマン」を選んだことから本格的にプロジェクトが始動したのだという(Kotaku)。開発元に原作に強い愛情があるという点でも、「スパイダーマン」の品質には期待できそうだ。

また本作の情報を先んじて独占公開しているGame Informerのインタビューでは、さらなる情報が明かされている。ハードウェアとしては、『スパイダーマン』はPS4 Proで動かす場合では(通常のPS4よりも)少しよく見えるようで、Proおよび無印ともに30fpsで動作するという。シナリオでは、シリーズではおなじみのメリー・ジェーンはスパイダーマンの正体を知っているという設定で登場するといい、プレイアブルキャラクターとなるようだ。発売後には3つのストーリーチャプターを導入するDLCの発売が計画されており、少額課金であるマイクロトランザクションは実装される予定はないとのこと。また本作のオープンワールドのサイズは、Insomniac Gamesが手がけた同ジャンルの作品『サンセットオーバードライブ』の数倍もの大きさになるとのことだ。

海外向けにはさまざまなパッケージが用意されているが、国内向けの発売日も含めて、まだアナウンスされていないので、ソニーの発表に期待したいところだ。

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