『Minit』に有志日本語化パッチ登場。同じ1分間をループし続ける1-bitアドベンチャー

 

Devolver Digitalが4月3日に発売した1-bitアドベンチャー『Minit』について、Steamユーザ「Onigirin」氏がPC版向けの有志日本語化パッチを公開した。本作は『Nuclear Throne』の開発者・楽曲提供者など実績のあるメンバーが集い制作されたインディープロジェクト(関連記事)。目覚めてから1分で死んでしまうという呪いにかかった主人公が、同じ1日1分の世界を何度も繰り返しながら、ループからの脱出を試みる。

本作は文章量が少ないとはいえNPCの台詞やアイテムの説明文が謎解きのヒントになっており、文章の内容を理解できるとゲームをスムーズに進められるようになる。公式では日本語に対応していないため、これからプレイする方は日本語化パッチの適用を検討してみてはいかがだろうか。懐かしさあふれる1-bitのビジュアルや世界観に合う、ひらがなのみでの翻訳となっている。非公式ながら違和感なく遊べるはずだ。

『Minit』はWindows/Mac/Linux(Steam/itch.io/GOG.com)および海外PlayStation 4/Xbox One向けに配信中。わずか1分で世界がリセットされるという一風変わったアイデアをアドベンチャーゲームとして綺麗に成立させており、レビュー集積サイトMetacriticでのメタスコアは82/100点、ユーザスコアは8.4/10点と好評価を得ている。

ゲームの構造として、ひとつひとつのタスクを60秒以内にこなせるよう設計されているため、スピードランに適した作品でもある。初回プレイではクリアまで2時間〜3時間を要するが、speedrun.comに登録された上位ランナーの記録は4分台に達している(条件はニューゲーム+、やり込み度を考慮しないAny%)。初回クリア後は、どこまで効率化を図れるのか最短ルートを探すというやり込みプレイに挑戦するのも手だろう。