『PUBG』開発元、スキンはカモフラージュの観点で「ゲームプレイに影響する」とコメント。公式からの別視点

PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)を手がける韓国PUBG Corporationが、中国の大手パブリッシャーNetEaseが販売しているバトルロイヤルゲーム『荒野行動(KNIVES OUT)』と『Rules of Survival』について、著作権侵害などとして同社をアメリカで提訴したことが話題となっている(関連記事)。そして、NetEaseがこれに反論したということが現時点までの流れであるが、この訴訟を巡っては別の視点からの注目も集まっているようだ。それは、「スキンのゲームプレイへの影響」についてである。海外メディアNewsweekなどが、訴状のある一節をもとに報じている。

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PUBG Corp.は今回の訴状の中で、『PUBG』のゲーム内にある要素と、『荒野行動』および『Rules of Survival』が持っている要素の類似点を列挙し、両作が『PUBG』を模倣していると訴えている。その内の一つが、服装アイテム(スキン)である。『PUBG』では、ミリタリー的なものから普段着的なものまで、頭から足の先までさまざまな服装アイテムを取り揃えており、これは『荒野行動』と『Rules of Survival』でも同様である。そして、これを説明する中でPUBG Corp.は、「服装アイテムはゲームプレイには影響しない」が、さまざまな見た目のキャラクターを作れることで、プレイヤーに多様なゲーム体験を提供するための役割を果たすとしている。

しかし一方で、「服装アイテムは確かにゲームプレイに影響する」と述べる場面もある。それは「カモフラージュ性」についてだ。つまり、たとえば緑色の上下を着ていれば、草原の中では目立ち難い。自分あるいはチームメンバー以外はすべて敵という『PUBG』では、敵キャラクター上にプレイヤー名などの表示は存在せず、キャラクターそのものを視認して立ち回る必要があるため、服装がカモフラージュとなればゲームプレイにおいてアドバンテージを得られるとしているわけだ。ちなみに、訴状では一例として「ギリースーツ」を挙げている。ギリースーツはそもそもカモフラージュを目的とした迷彩服の一種であるため、例としては極端であるが、『荒野行動』と『Rules of Survival』にも存在するため、訴状には見た目にほぼ一致するものとしてあえて挙げているのだろう。カモフラージュ性の説明についてはギリースーツに限定していない。

ここで注目されているのは、スキンのカモフラージュ性そのものではなく、PUBG Corp.が、限定的とはいえ「ゲームプレイに影響する」と明言した点である。『PUBG』では主にクレートからスキンを入手できるが、従来の同社の説明は「ゲームプレイにおけるアドバンテージは一切無い」というものだった。同社CEOのChanghan Kim氏も過去に、クレートにはゲームプレイに影響するアイテムを入れることはないと発言している。これはPay-to-Winではないという説明でもあり、ほかのゲームにおいてもよく聞かれる文言だろう。

服装と背景の色が揃えば多かれ少なかれカモフラージュ性が生まれることは至極当然で、PUBG Corp.としても、前言を翻したという認識は無いかもしれない。実際、こうした通常のスキンのカモフラージュ性を問題視するプレイヤーはそう多くはなく、声高に糾弾するようなものでもないだろう。ただ、PUBG Corp.が内部的にこうした認識を持っていたことが公になったことで、マップのデザインとの兼ね合いにおいて、どういった見た目のスキンを提供するのか、同社は今まで以上に注意を払うことになりそうだ。

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