自動生成されたマップを戦う5vs5のタクティカルFPS『Due Process』久しぶりの続報公開。“お絵かき”で共有する戦略が鍵


シアトルに拠点を置くインディースタジオGiant Enemy Crabは、『Due Process』の続報を公開した。本作の対応プラットフォームはPCで、発売時期は2018年。『Due Process』は2014年以前より開発されていた作品で、Indie Fundの支援を受け2015年の発売が予定されていたが、その後続報が途切れ途切れになっていた。しかし今回『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』や『Gorogoa』、『Florence』などをリリースしてきたAnnapurna Interactiveがパブリッシングを担当することが明かされ、はれて正式に2018年に発売することが発表された。

『Due Process』は、戦略に重点を置いたタクティカルシューターだ。プレイヤーは強盗と警察(SWAT)の5vs5に分かれて、互いの戦力の鎮圧を狙う。本作は単に制圧しあうだけでなく、ラウンドごとに作戦時間が設けられる。その作戦時間にはマップを上から見下ろすことができ、「アメリカン・フットボール」の作戦指示のように、そのマップに描き込むことで戦術をチームで共有できるというのがひとつの特徴となっている。このマップには戦術指示だけでなく、字を描いたり、“お絵かき”することも可能だという。エイミングの技術だけでなく、戦術や仲間との連携が非常に重要なタイトルとなるようだ。

本作においては、マップエリアの自動生成を採用。両チームともに、エリアがどのような構造になっているのかはわからない。敵の索敵だけでなく、手探りでマップの構造の把握を進め、味方と情報を共有しよう。意思疎通が疎かだと、壁の向こうにいる仲間を爆破に巻き込むこともある。マップ構造を理解しつつ共有し、敵を見つければ撃つという高度な状況判断が求められそうだ。

本作はそのコンセプトからわかるように初期の『レインボーシックス』シリーズから影響を受けている。今では多くのFPSタイトルが世に出ているが、戦略やチームワークを特徴とした作品が少ないことから、Giant Enemy Crabは本作の開発を決意したという。戦術やチームワークといった点だけでなく、90年代のFPS作品を意識したアートワークにもこだわりがこめられているとのこと。漢字やカタカナが入り混じる独特な世界観も見どころだ。現在公式サイトではアルファテスト参加者を募っているので、興味のある方は応募してみてはいかがだろうか。