任天堂がベンチャーファンドと連携し、世界中からテクノロジーを募る。ニンテンドースイッチでの遊びをさらに広げることを狙う

任天堂はニンテンドースイッチの可能性を広げるために、ベンチャーファンドと連携し新たなプログラムを始めるようだ。Bloombergがその詳細を報じている。任天堂が連携したファンドは、Scrum Ventures(スクラムベンチャーズ)。ミクシィなどに携わってきた宮田拓弥氏が立ち上げたベンチャーキャピタルだ。日本企業とスタートアップをつなぎ、幅広いカテゴリーの革新的なアメリカのスタートアップ約50社に投資をしている(TechCrunch Japan)。

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開始予定のプログラムは「Nintendo Switch + Tech」と呼ばれる、ニンテンドースイッチの遊びを広げるテクノロジーの模索を目的とするもの。ニンテンドースイッチに新たな体験をもたらす、ゲームそしてゲームに限定しないテクノロジーを募る。大学の研究チームから、大企業の技術者まで世界中の幅広い人々に機会が提供され、プログラムを経たのち発案されたテクノロジーは、任天堂の製品に採用されるとのこと。このプログラムを運用するのが、スクラムベンチャーズとなる。

流れとしては、現地時間4月12日から6月9日までの申請期間が設けられ、夏より申請書や数回の面接を通じた厳格な審査がおこなわれる。アメリカ在住者に限らず全世界の人々を対象としているので、日本からも応募可能だろう。審査から選ばれたチームは、2か月にわたりスクラムベンチャーズおよび世界レベルのプロフェッショナルからの指導を受けつつ、任天堂の開発者と協議していく。そして秋の早い段階に、最終的に技術デモを任天堂に披露するという形だ。

申請や面接を経てチームに選ばれれば、2か月の間プロの指導を受け任天堂の開発者と話し合いながら技術デモの準備を進める。最終的に任天堂のスタッフにその技術デモを披露し、それに合格すればテクノロジーが採用されるという流れだ。資金などを得ることはできないが、プロフェッショナルからの指導を受け、任天堂スタッフの前でデモを披露できるという意義があるとのこと(FAQページ)。

任天堂は、4月20日に発売される『Nintendo Labo』を代表に、社内でもニンテンドースイッチの遊びを広げる取り組みを進めていることが垣間見える。すでに『Nintendo Labo』にてJoy-Conを用いたさまざまな可能性を示しているが、ベンチャーファンドと連携しテクノロジーを募ることでさらにその遊びを拡大していくようだ。

なお本日開催されたBAFTAアワードにて、企画制作本部長の高橋伸也氏がBBCに新ハードの可能性を問われた際に「任天堂は常にハードウェアの調査と研究を進めているので、いつか将来的に新ハードを見られるかもしれませんね。」と慎重な回答をしている。「新ハードについて調査中」と見出しをつけた海外メディアがこの発言を報じているが、現時点では任天堂がニンテンドースイッチの可能性を積極的に拡張しようとしていることは、今回のプログラムからもわかる。形にとらわれず新たなアイディアを提案してきた任天堂は、さまざまな方向から遊びの探究を続けていくのだろう。

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