『アクションゲームツクールMV』発表、Steamにて発売へ。プログラミング知識なしで自由にアクションゲームを作れる制作ソフト

 

【UPDATE 2018/5/10 17:30】
『アクションゲームツクールMV』公式ホームページ公開にともない、本文を加筆しました。

【原文 2018 /5/10 12:41】
KADOKAWAは本日5月10日、『アクションゲームツクールMV』を発表した。対応プラットフォームはPC(Windows)で、2018年夏の発売を予定している。Steam早期アクセスを利用しての販売となるようだ。『アクションゲームツクールMV』は、2009年3月に発売された『アクションゲームツクール』の続編だ。同作は、さまざまなアクションジャンルの作品の制作が可能であったほか、XNA Game Studio出力に対応し、できあがったゲームをXbox360で遊べるといった特徴があった。

最新作となる『アクションゲームツクールMV』では、プログラミング知識のいらない体系はそのままに、JavaScriptでの機能拡張にも対応し、初心者から上級者まで楽しめるという。新たに物理演算を使ったゲームができるようになり、物理演算を組み込んだピンボールやバイクゲームが作成可能のようだ。トップとサイド、ふたつのマルチビューポイントに対応するといい、見下ろしのアクションも横スクロールのアクションも制作できる。さらに、最大4人までのマルチプレイにも対応。作ったゲームを4人で対戦および協力プレイをすることができるという。

作成機能としては、画面やオブジェクトの回転拡大縮小がおこなえたり、パーティクルを使用したアニメーションも簡単に作成できるようだ。キャラクターのアニメーションや背景マップ、サウンドなどオリジナルの素材を使うこともできるほか、背景に動画を流すことも可能となっており、さまざまな演出を仕込めそうだ。制作においては、インターフェイスを一新。フロー形式を採用し、よりファンクションの流れが汲みやすくなっている。

KADOKAWAは『RPGツクール』や『ラノゲツクール』シリーズといった多岐にわたるコンストラクションツールをリリースしている。装い新たに発売される『アクションゲームツクールMV』は、そうしたKADOKAWAのノウハウが生かされるソフトになるだろう。商用利用も可能とのことなので、ゲームエンジンとして使用し、インディーゲームを発売することもできそうだ。