世界を形作るアドベンチャーゲーム『Shape of the World』6月5日にSteamおよび海外コンソール向けに発売へ

 

インディースタジオHollow Tree Gamesは、『Shape of the World』を6月5日に配信すると発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)。海外向けにはPlayStation 4、Xbox One、そしてNintendo Switch向けにも同日配信される。

『Shape of the World』は以前弊誌でも紹介した3Dアドベンチャーゲームだ。ゲームのコンセプトは、タイトルのとおり「世界を形作る」というもの。プレイヤーが歩くことで世界が自動的に生まれていく。単に自動で生成され続けるわけではなく、美しいビジュアルと音楽の変化とともに新たな世界が形作られていくというのが、本作の特徴だ。シナリオもなく、パズルを解く必要もなく、アクション操作などは求められず、ひたすら歩いていく。

世界の生成を辿るうちに、リラックスした気持ちが生まれていくという。こうした没入体験によって、現実の不安やストレスから逃避できるゲームになるようだ。もちろん、ただ行き先もなく歩いて、世界を形作るだけではない。不思議な動物を追いかけてみたり、プレイヤーを導く球体を追いかけたり、空洞の中に入ってみたり、ゲーム内の“何か”とふれあうことで、変化が生まれゲームが進行していくようだ。

『Shape of the World』は、2014年初頭からHollow Tree Gamesによって開発が進められている。リードデベロッパーのStu Maxwell氏は、VFXアーティストとして活躍中。Athomas Goldberg氏はCG業界で20年以上の経験がある人物。サウンドエフェクトはBrent Silk氏が担当している。

クリアまでの時間は1~3時間が想定されており、ボリュームはコンパクトながら、長年にわたり丁寧に作られてきた濃厚な世界を、体験できるゲームになりそうだ。コンソール向けには、すでにXbox One版は国内向けの予約を受付中(発売日は6月6日)。言語表現が存在しないタイトルなだけに、国内展開にも期待できそうだ。

【UPDATE 2018/5/23 14:10】
国内コンソール展開(Xbox One向け予約)について加筆。

【UPDATE2 2018/5/23 20:00】
Hollow Tree Gamesは弊誌に対し、『Shape of the World』の国内リリースが、現在準備中であるとことを明かした。Xbox One版に加えて、PlayStation 4/Nintendo Switch版も国内で遊べるようになりそうだ。