米ガンホーが、広大な宇宙を進むローグライクSTG『宇宙戦士ガラクZ』Nintendo Switch版を発表。モバイル版準拠のパワーアップタイトル

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ガンホー・オンライン・エンターテイメントの米国子会社GungHo Online Entertainment Americaは6月1日、『GALAK-Z Variant S』をNintendo Switch向けに発表した。本作は、SteamPlayStation 4向けに発売中のローグライク・スペースシューティングゲーム『GALAK-Z(宇宙戦士ガラクZ)』の派生作だ。京都に拠点を置くインディースタジオ17-BITが手がけている。両社は2015年、iOS/Android向けに『GALAK-Z Variant Mobile』を発表し、現在一部の国でソフトローンチして開発を続けている。『GALAK-Z Variant S』は、このモバイル版と同等のゲーム内容になるという。

*『宇宙戦士ガラクZ』のトレイラー

オリジナル版である『宇宙戦士ガラクZ』では、帝国軍に追われる主人公「Aタック」が、同じく帝国軍に襲われた科学調査船「アクセリオス」と出会う。Aタックは帝国に対抗し得る宇宙戦闘機パイロットの唯一の生き残りで、アクセリオスの乗組員「ビーム」らと協力し、地球への帰還を目指す。しかし、そのためにはアクセリオスを修理せねばならず、また食料も乏しいため、Aタックは資源や情報を求めてさまざまなミッションをこなすことになる。モバイル版の『GALAK-Z Variant Mobile』でも、Aタックたちは相変わらず宇宙を彷徨っているため、同作は物語的には続編といえるかもしれない。

ゲームは2Dの全方位シューティングとなっており、小惑星帯で構成されるダンジョンのようなマップ内を探索し、ミッションの目標を達成して、マップ内のどこかにあるワープビーコンを起動させればクリアという流れ。マップ内には帝国軍のほか、宇宙海賊やモンスターもうろついており、奇襲を仕掛けたり、気づかれないよう迂回したり、あるいは敵同士を引き合わせて戦わせるなどの戦略が可能だ。Aタックの戦闘機は、通常のショットとロックオンミサイルがあり、またロボットにも変形できる。このあたりは本作が影響受けたというアニメ「マクロス」や、いわゆる「板野サーカス」風の演出を堪能できるポイントである。ロボット形態では、ビームサーベルやグラップリングフック、シールドなどを駆使して戦う。こういった基本的なゲームプレイや、独特の浮遊感や慣性のある操作感は、モバイル版でもやや簡略化しつつもうまく再現している。

*『GALAK-Z Variant Mobile』のトレイラー

モバイル版での新たな要素としては、ミッションを通じて「Bot」と呼ばれるミニロボットを仲間にでき、 Aタックの戦闘機を強化するためにPerkとして装備できる。また、集めたBotでチームを編成し、報酬を求めてほかのプレイヤーのBotチームとバトルさせるなど、Botを利用したさまざまな要素や、デイリーチャレンジなどリプレイ性を高めるコンテンツが用意されている。Nintendo Switch向けの『GALAK-Z Variant S』でも同じ内容(same game)になるそうで、Joy-Conでさらに快適に遊べることが予想される。

一方で、たとえばダメージを受けた戦闘機の回復には一定のクールタイムが必要で、ゲーム内通貨の消費によりスキップできる。『GALAK-Z Variant Mobile』は現在ソフトローンチ中という理由からかゲーム内課金はおこなわれていないが、『GALAK-Z Variant S』でも同じ仕様になるのだろうか。また同じく基本プレイ無料で提供されるのか、そして日本でも発売されるのかどうかも気になるところである。ガンホーは今月12日から開催されるE3 2018に出展予定で、ここで本作の詳細を明らかにするとのことだ。

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