オープンワールドレース『ザ クルー2』は長期運営型タイトルになる。多くの無料コンテンツ提供計画を含んだYear 1の展望を公開


Ubisoftは『ザ クルー2』の発売後1年間の予定を発表するトレイラーを公開した。Year 1という言葉からわかるように、UbisoftのライブコンテンツマネージャーであるSofiane Brahimi氏は、『ザ クルー2』を長期的に運営していくことを強調している。前作『The Crew』も1年にわたる追加コンテンツの追加とアップデートがされていたが、今作は『レインボーシックス シージ』『フォーオナー』『ゴーストリコン ワイルドランズ』などほかのUbisoftタイトルと同様に、長いスパンでの運営が計画されているようだ。

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『ザ クルー2』では、前作と同様に多くのDLCおよびシーズンパスが用意されているが、Brahimi氏は「課金の壁がなく、コミュニティを分断しないコンテンツ提供」を掲げており、すべてのプレイヤーがすべてのコンテンツを手に入れられるように運営されていく。具体的には、3か月に1度大型アップデートが実施され、たとえば9月の「Gator Rush」では5つのホバークラフトが実装され、新たなカテゴリーやイベント、パーツが導入される。9月、12月、3月と季節ごとに大型アップデートが予定されていると考えればいいだろう。ちなみに、12月にはPvPモードが追加されるとのこと。このほかにも、毎月新たな乗り物が2つ追加されていく。

ではシーズンパス所有者はどういうメリットを享受できるかというと、コンテンツを1週間先行して体験できる権利だ。一足先にコンテンツを先行体験できるほか、シーズンパス所有者限定の3つの独占の乗り物が入手可能。さらに、ゲーム内のストア購入が20%割引され、コレクションを披露する自宅が用意され、また同じくシーズンパス所有者向けに2つの服が手に入る。『ゴーストリコン ワイルドランズ』と似た形態であると考えればいいだろう。いくらかの独占コンテンツはあるものの、トレイラーではすべてのコンテンツのすべてがすべてのプレイヤーに提供されるとBrahimi氏が語っており、独占コンテンツもいずれは通常のプレイヤーにも開放されるのかもしれない。

『ザ クルー2』はアメリカを舞台としたオープンワールドレースゲームだ。発売プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PCとなっている。今作では、ロッキーマウンテンやニューヨークの裏通りやミシシッピ川、グランドキャニオンなどを、乗り物を切り替えながら自由にドライブできる。多くの乗り物を楽しめるだけでなく、乗り物をワンボタンで瞬時に切り替えることが可能なシームレスなゲームプレイを特徴としている。

『ザ クルー2』は先日6月4日までクローズドベータが実施されていたが、E3の開催にあわせてオープンベータの実施も予定されているようだ。Brahimi氏はユーザーのフィードバックを反映を本作の開発のテーマのひとつとして掲げられているように、多くのユーザーの意見を取り入れながら開発は進んでいくのだろう。

『ザ クルー2』はPlayStation 4/Xbox One/PC向けに、6月29日発売予定だ。