『Fallout: New Vegas』向け大型Mod「Fallout: The Frontier」年内リリースを目指し開発中。極寒のサバイバル生活が始まる


The Frontier Teamは、「Fallout: The Frontier」のトレイラーを2本公開した。9か月ぶりとなるゲームプレイ映像解禁を皮切りに、立て続けにトレイラーが披露されている。「Fallout: The Frontier」は、『Fallout: New Vegas』向けに開発されている大型Modだ。

舞台となるのはオレゴン州ポートランド。戦いの最中、一時的に立て直しをはかるNCR軍は、核戦争後の灰と雪が積もるポートランドに「The Frontier」を構えることを決意。しかし、そこにはSnowblindと呼ばれる原住民が独自の文化を形成しており、領土と資源をめぐる戦いが繰り広げられることになる。

「Fallout: The Frontier」では、ポートランドを舞台とした全く新しい物語がボイス付きで展開される。本編よりもさらに過酷な環境を生き抜き、スカベンジャーやレギオンといった多数の組織との駆け引きを経て、故郷への帰還を目指すメインストーリーと、多くの分岐が揃うサイドクエストで構成される。危険な外来生物を倒すためには、罠を使って狩りをする必要があったり、クエストアイテムを手に入れるためにゴミ拾う(スカベンジ)するといった要素も。戦闘はボスとの戦闘のほかに、空中戦などさまざまなシチューエーションでの戦いが発生する。また詳細は不明ながら、宇宙へと飛び出すといった場面もあるようだ。

本Modの最大の特徴は、ダイナミックな天候変化だろう。過酷な雪原の地で展開される本Modでは、天候が大きく変化すると同時に、天候がさまざま影響をプレイヤーにおよぼす。環境の変化に適した装備を、その都度選択する必要があるだろう。また天候だけでなく、気温の変化も著しい。暖かくなったと思えば、すぐに氷点下へと冷え込む。公開された映像を見るとわかるように、寒く暗い場所を舞台とした極限の地が舞台ということもあってか、本編以上に「生き抜く」難易度が高くなっているようだ。

開発の進行状況としては、すでに全体で開発率80%を突破しており年内のリリースを視野に入れている。ただし、開発スタッフはそれぞれの空き時間に制作を進めているゆえ、「できた時が出す時」という方針で進められているとのこと。Modのファイルサイズは20GBにも及んでおり、ボイスも多数収録されている。なお、本Modの導入には『Fallout: New Vegas』のDLCをすべて購入している必要があるので、注意してほしい。他Modとの互換性についてはこちらをチェック。

『Fallout』シリーズといえば最新作『Fallout 76』が11月14日に発売されるほか、同じく『Fallout: New Vegas』向けの大型Mod「Fallout: New California」は10月23日にリリース予定。この年末は、濃厚な『Fallout』ライフを楽しめることになりそうだ。