8bitと16bitを切り替え進む忍者アクション『The Messenger』Nintendo Switch/Steam向けに8月30日に発売決定。日本語対応


パブリッシャーのDevolver Digitalは8月16日、カナダに拠点を置くインディースタジオSabotage Studioが手がける忍者アクションゲーム『The Messenger』を8月30日に発売すると発表した。プラットフォームはSteamとNintendo Switch(Steam版は国内では31日発売)。なお、本作は架け橋ゲームズのローカライズにより日本語に対応し、国内でも発売予定だ。

本作の主人公は若き忍者である。彼が暮らす村が魔物の軍勢の襲撃を受け、村は存亡の危機にある。そこで彼は、強力な力が秘められているという一本の巻物を託される。村を救うため、その巻物を携えて呪われた外の世界を旅するよう命じられ、彼は使者(Messenger)として魔物に包囲された村から旅立つ。

本作は、メトロイドヴァニアスタイルの2Dアクションゲームで、1990年前後に発売されたゲーム、特にテクモの『忍者龍剣伝』シリーズから大きな影響を受けているという。森や洞窟、溶岩地帯などさまざまな環境のステージを舞台に、太刀や手裏剣を武器に魔物と戦い先へと進む。中には水中を泳いで進むエリアもあるようだ。ステージ内には、トゲの山などのトラップがそこかしこに仕掛けられており、ジャンプアクションやステージに設置されたギミック、またムササビの術のような技を使って突破していく。そして、強大なボスと対峙するのだ。

本作は、ファミコン時代の8ビットスタイルと、スーパーファミコン時代の16ビットスタイルの2つのグラフィックスタイルを切り替えられることが特徴だ。公開された映像では、ステージ内にあるポータルのようなものをくぐると、グラフィックスタイルが一変する様子が確認できる。中には自らギミックを起動させて、一定の範囲内だけグラフィックスタイルが変わる場面もあるようだ。8ビットから16ビットになると映像表現がリッチになるだけでなく、主人公の衣装や敵キャラクターの風貌、また枯れていた木が青々と茂るなどステージの背景に変化が見られ、ポータルの存在は物語上の繋がりがあるように感じられる。さらに、ステージ構成を一部変化させ、グラフィックスタイルを切り替えないと到達できない場所もある。

主人公の忍者は、スキルツリーにて新たなスキルを獲得することで強化できる。スキルには、エネルギーを消費して投げる手裏剣や、敵が撃ってきた弾を斬って無効化する技などのほか、体力上限アップや、ダメージ軽減などステータス関連のアップグレードもある。そのほか映像では、死んで復活した際に、一つ目の赤い悪魔のようなコンパニオンキャラクターが付いてきて、道中で獲得したアイテムを“チャラになるまで、あるいは飽きるまで”奪っていってしまう要素も確認できる。繊細な操作が求められる非常に歯ごたえのある難易度のゲームプレイになることもうかがえ、こうしたジャンルのファンにとって注目の一作となりそうだ。