PS4向け『悪魔城ドラキュラXセレクション 月下の夜想曲&血の輪廻』発表、10月25日発売へ。Xシリーズ2作品をリマスター

 

コナミデジタルエンタテインメントは9月26日、『悪魔城ドラキュラXセレクション 月下の夜想曲&血の輪廻』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4。価格は1980円で、発売日は2018年10月25日。ダウンロードタイトルして発売され、購入特典としてはPS Store限定テーマが手に入るという。

『悪魔城ドラキュラXセレクション 月下の夜想曲&血の輪廻』は「悪魔城ドラキュラ」シリーズの2タイトルを、リマスターする作品だ。収録されるのは、1993年にPCエンジン向けに発売された『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』と、1997年にPlayStation向けに発売された『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』。2018年に蘇るにあたり、ビジュアルの高解像度化に加え、オートセーブ機能などにも対応するという。

『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』は、シリーズ10作品目としてPCエンジンにて発売されたCD-ROM作品。主人公となるのは、ヴァンパイア・ハンターのベルモンド。ムチを使いベルモンド家の末裔としてドラキュラに挑む。全9ステージが存在し、捕らわれた村の女性達を救出しながら、ドラキュラ伯爵の封印を目指す。当時としては大容量のCD-ROMがメディアとして選ばれたこともあり、グラフィックやサウンドアニメーションによるデモシーンや、CD-DAによる音楽とキャラクターボイスなど、この時代としてはリッチな表現が楽しめる。

『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は、『血の輪廻』の続編にあたる作品で、シリーズとしては初めて探索型横スクロールアクションとして発売されたタイトルだ。主人公となるアルカードは、広大な悪魔城を舞台に、自由にエリア探索しながら伯爵の待つ最上階を目指す。経験値を稼いでレベルを上げ、装備品で能力をアップさせるなど、アクションRPGの要素を併せ持つ作品だ。

シリーズにおいては、『血の輪廻』を3Dリメイクしつつ原作を収録するほか、『月下の夜想曲』を含んだ『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』というタイトルが2007年にPSPで発売され、好評を博していた。今回発売されるリマスターには、リメイク版『血の輪廻』こそ収録されていないが、イラストには『Xクロニクル』のものが使用されていることから、もしかするとPSP版がベースになっているのかもしれない。

実はこのリマスター『悪魔城ドラキュラXセレクション 月下の夜想曲&血の輪廻』は、先日韓国およびアメリカのレーティング機関の審査を通過しており、近日発表されるのではないかと大きな注目が集まっていた。9月26日に正式発表された形だ。