宇宙を翔けるSFスペースコンバットシム『X4: Foundations』Steamにて12月1日に発売へ、日本語対応。シームレスと没入感を重視


ドイツのデベロッパーEGOSOFTは10月1日、現在開発中のSFスペースコンバット・シミュレーションゲーム『X4: Foundations』について、11月30日にSteamにて発売すると発表した(日本では12月1日発売)。すでに予約受付を開始しており、価格は通常版が5580円。特別なペイントModやデジタルアートブック、サウンドトラック、eBook版小説(英語/ドイツ語)、そして2種類の拡張パックを入手できるCollector’s Editionは8250円(12月1日までは7672円)となっている。なおSteamのストアページによると、本作は日本語表示に対応するようだ。

『X4: Foundations』は、1999年から続く『X』シリーズの最新作で、ナンバリング作品としては2008年リリースの『X3: Terran Conflict』以来となる。本作は、これまでのシリーズ作の後の世界を舞台にしており、その数十年の間には、X宇宙の大部分に影響を与えるような深刻な危機もあったという。宇宙構造や経済、政治的な共同体などがダイナミックに変化し、各種族/勢力が帝国の拡大を目指すなか、プレイヤーは宇宙船に乗って広大な宇宙を探索し採掘をしたり、あるいは帝国の運営を通じて交易や戦闘、施設構築などをおこなう。そのプレイヤーの行動がまた本作の世界にもダイナミックに影響を及ぼすため、メインとなるストーリーがリニアに展開していくのではなく、バラエティ豊富に用意されたプロットをその都度当てていくスタイルを取っている。

本作のゲームプレイは、シームレスと没入感にフォーカスを当てて開発されており、たとえば宇宙船内を自由に歩き回り、ハシゴを使って降りて宇宙ステーション内のドックを歩き、駐機してある別の宇宙船に乗り込むといった一連の行動をロードを挟むことなくおこなえる。その宇宙船は、小型の偵察船から大型キャリアまで、登場するすべての機体を操縦可能だという。パイロットとして直接操縦することもできれば、ブリッジから指示を出す形で宇宙船を動かすこともできる。また、宇宙船のタイプによって操作性は変わってくるとのことだ。

宇宙船は、エンジンや武装、その他の装備に至るまで3Dエディター上でアップグレード可能。もちろんゲームプレイ中の見た目にも反映される。宇宙ステーションや工場、造船所などの施設構築ではモジュラー形式を採用。モジュールの種類は、エンジンや発電設備、武装、居住区画や格納庫など多岐にわたり、自由度の高いデザインが可能となっている。自給自足を達成するためや、交易の拡大、資源採掘の効率化など、目的に応じてプレイヤーだけのオリジナルの宇宙船や施設を構築するのだ。

交易や戦闘などを通じてお金を稼ぎ、多数の宇宙船やNPCクルーを抱えるようになると、マップ上でそれらを管理するゲームプレイが多くなってくるかもしれない。本作では、3DマップシステムのUIにこだわりを持って開発したそうで、多数の要素を簡単にコントロールできるよう配慮しているとのこと。操作はマウス&キーボードだけでなく、ゲームパッドやHOTASもサポートする。本作の開発はリリース後も継続し、最初の拡張パックは2019年内に配信予定。新たな種族や宇宙船、宇宙ステーション、さらに数多くのミッションの追加を予定している。