街づくりシム『Cities: Skylines』の工業地帯を拡張するDLC「Industries」発表。街にさらに意味のある選択がもたらされる


Paradox Interactiveは10月11日、『Cities: Skylines』向けDLC「Industries」を発表した。価格は14.99ドルで、10月24日に配信予定。『Cities: Skylines』における、7つめの大型DLCとなるこのパックを導入すれば、ゲーム内の工業地帯の要素が拡張され、プレイヤーのひとつひとつの選択により多くの意味が持たされるという。

プレイヤーは、原料の収穫から加工、貯蓄や生産、そして他エリアや他街への出荷まですべてのプロセスを管理することになる。工業区域を決め、一連のプロセスを管理する高度な建物を設置し、工業地帯を発展させていく。区域は、農業、森林、鉱物、石油といったカテゴリーが設定されており、生産目標を達成していくことで、これらの区域がレベルアップしていくという流れだ。

設置できる建物は、搾汁機や倉庫施設、加工および補助施設、工業用道路など。家具やおもちゃ、家電製品が生産可能。ただし、規模を大きくするにしたがって、多くの電力や水、そして労働力が求められるだろう。貨物システムも本DLCの導入にあわせて、変化が加えられている。電化製品や労働に関する条例なども追加されるようだ。

『Cities: Skylines』は、都市交通シミュレーションゲーム『Cities in Motion』を手がけたフィンランドのインディースタジオColossal Orderが開発し、2015年にPC向けに発売。今年3月時点で売り上げ500万本を超えるヒット作である。PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けにも発売している。『Cities: Skylines』は、ほかのParadox Interactiveタイトルと同様に、これまでにも災害や交通便、自然など各要素を拡張するDLCをリリースされてきた。そして最新DLC「Industries」は、シミュレーションジャンルの中でも人気を博しつつある、工業や製造ラインを管理するDLCとなるようだ。

まずは10月24日にPC向けに配信され、その後コンソール向けにも配信されていく予定とのこと。Paradoxのプロダクション・マネージャーであるSandra Neudinger氏は、このDLCを導入することで、サプライチェーンを管理することが可能になり、街の産業にさらに意味のある選択がもたらされるとしている。工業というディープな要素により、『Cities: Skylines』はさらに奥深くなっていくだろう。