『Dying Light』大型拡張パック「The Following」は2016年第1四半期リリース予定、縦の疾走感から横の解放感へ

 

PlayStation4/Xbox One/PC用サバイバルホラーゲーム『Dying Light』を手がけるポーランドの開発会社Techlandは、今年7月に発表した大型拡張パック「The Following」のリリース時期が2016年第1四半期になることを、YouTubeに投稿された新トレイラーの中で明らかにした。さらに広大になった新マップとカスタマイズ可能なバギーが特徴で、高所をパルクールアクションで駆ける本編とはひと味違った爽快アクションが期待される。価格は今のところ未定だが、単品販売のほかにシーズンパス所有者は無料で入手できる。

 

バーティカルからホリゾンタルへ

『Dying Light』は、今年1月にWarner Bros. Interactive Entertainmentからリリースされたサバイバルホラータイトル。広大なオープンワールドをフリーランで自由に駆け抜けるパルクールアクションと、大波となって押し寄せるゾンビの群れをなぎ払う豪快なコンバットアクションが特徴だ。夜間になると姿をあらわす強敵「Volatile」や、より凶暴性を増す感染者、オンラインで他プレイヤーを妨害できる「Be the Zombie」モードにクリーチャーとして登場する「Night Hunter」は、世界中のゾンビフェチを恐怖に陥れた。また、ゲーム内容に自由な改変を加えられるModツールも無償で公開されており、ファンから根強い支持を得ている。

大型拡張パック「The Following」の舞台になるのは、「Harran」の奥地。隔離エリアの外側に広がる曠然(こうぜん)たる田園地帯。感染者で充溢(じゅういつ)する僻地に降り立った主人公「Kyle Crane」は、よそ者をゾンビ同様の脅威と見なす閉鎖的なコミュニティーに接触する。そこで明らかになったカルト教団の正体とは。闇に潜む“The Following”の秘密を暴くため、再び死地に赴いた諜報員の新たな戦いが幕を開ける。

ゲーム本編を凌駕する広大なマップに加えて、兵装やアタッチメント、デカールや塗装を自由にカスタマイズできるバギーが最大の特徴で、高所を飛び移るバーティカルアクションを前面に出した本編とは打って変わって、解放感あふれるホリゾンタルなゲームプレイが期待できる。また、ストーリー展開は決して一本道ではないとのこと。カルト集団の実態を解明するために、ミッションやタスクをこなして現地人の信頼を得ていく中で、プレイヤーの選択次第で物語の顛末は異なる方向へ転がっていくという。毛色の違った新たな『Dying Light』が楽しめそうだ。