VR空間で”神の視点”からサンドボックスを。「Garry’s Mod」開発スタジオ、「Vive」専用のVRサンドボックスゲーム『Chunks』発売


「Facepunch Studios」は、VRサンドボックスゲーム『Chunks』をSteamにてリリースした。開発途中のゲームを販売するSteam早期アクセスを利用しており、価格は1980円。4月19日までは25パーセントオフの1485円にて購入できる。プレイするにはValveとHTCが共同開発したVRヘッドマウントディスプレイ「Vive」が必要だ。

「Facepunch」はサンドボックスゲーム『Garry’s Mod』やサバイバルゲームの『Rust』を開発・販売してきたスタジオだ。スタジオを率いるGarry Newman氏は、2015年9月にVRに対応したサンドボックスゲームを開発中だと伝えていたが、今回発売が開始された『Chunks』がそれに当たるとみられる。

ゲームは『Minecraft』に似たボクセルスタイルのサンドボックスタイトル。プレイヤーは「Vive」を通じ、巨人サイズでさまざまな建物や装置をクラフトしたり、あるいは自身のサイズを縮小してそれらを実際に体験することができる。両手のモーションコントローラーで自由にブロックやレールを配置することが可能となっており、よりストレスフリーなサンドボックス体験が楽しめるようだ。ローラーコースターをデザインしたり、なぜかドラムキットを鳴らしたりといった独自の要素・プラグインも存在する。

またSteam Workshopに対応している点も本作の特徴だろう。プレイヤーがクラフトした地形やオブジェクトだけでなく、プラグインやゲームモードなども共有することができるので、今後『Garry’s Mod』のような自由度の高いサンドボックス環境が整うのか楽しみだ。公式でゲームとほぼ関係のないドラムキットを配布している辺り、プラグインはかなり自由度が高いものを自作できるのだろう。

なお『Chunks』はSteam早期アクセスで販売されてはいるものの、コアの部分はほぼ完成しており、今後はクリティカルなバグの修正やカスタムプラグインシステムの実装が進められるとのこと。価格もフルリリース前後では変動しない。キャラクターとして没入するだけではなく、神の視点から創造を楽しむことができる『Chunk』、「Vive」を持っているならチェックしてみてはいかがだろうか。