『Fallout 4』のMod対応がついに始動。海外ではPS4/Xbox One版で来月以降から対応スタートへ、PC版はベータテスト開始

 

Bethesda Softworksは、『Fallout 4』のMod対応をテストするオープンベータをPC版にてスタートした。公式のMod開発ツール「Creation Kit」を利用すれば、新規エリアやキャラクター、セリフに装備品などを作ることができる。Modは5月からXbox One版、6月からはPS4版でも順次対応する予定だ。

PC版で実施されているオープンベータへ参加するには、Steamライブラリに存在する『Fallout 4』を右クリックしてプロパティを開き、ベータタブから「beta – 1.5 Update」を選択すればよい。Modの検索や取得はゲーム内の管理メニューからできる。

またModを作るための公式ツール「Creation Kit」は「Bethesda.net launcher」を通じて無料でダウンロードが可能だ。Modを作るための情報収集は「Creation Kit Wiki」を利用することが推奨されている。フィードバックは公式フォーラムへ投稿するといいだろう。

Mod対応とCreation Kitを紹介する新トレイラー。『TES IV: Oblivion』で酷評を受けたDLC「Horse Armor」を皮肉った装備品も。

『Fallout 3』や『The Elder Scrolls』シリーズでは以前よりMod開発が頻繁に行われてきたが、今回注目すべきはやはりPS4/Xbox One版でもModが導入される点だ。コンソール版にModを対応させるTodd Haward氏の野望は、Bethesda Game Studiosの前作『TES V: Skyrim』から続いている。当時のHaward氏は『TES V: Skyrim』へのMod対応を模索していると公言していたが、Mod導入による安全性を確保できない点などが問題となり、最終的に話はお流れとなっていた。今回『Fallout 4』にてModを導入したり評価したりするには、Bethesda.netのアカウントでログインする必要があるので、個々のユーザーの状況を把握しやすくしゲームの安全性を確保しているのかもしれない。

なおBethesdaからも今後『Fallout 4』への公式DLCやアップデートの配信は続く見込みだ。すでに配信された第1弾「Automatron」と第2弾「Wasteland Workshop」に続き、5月には新規エリアが登場する「Far Harbor」がリリース予定。さらなる新規コンテンツも今後制作される。