『Mirror’s Edge Catalyst』のローンチトレイラーが公開、自分より大事なもののために彼女は走る


Electronic Arts(以下、EA)は24日、一人称視点のパルクールアクションゲーム『Mirror’s Edge Catalyst』のローンチトレイラーを公開した。複合企業に支配され、徹底的な監視体制で自由やプライバシーが存在しない都市「ガラスの街」で、主人公「フェイス・コナーズ」が知ってしまった重大機密とは。自分の生命より大切なもののために“走る”ことを強いられた、彼女の原点が垣間見える動画に仕上がっている。本作は当初、2016年2月23日の北米リリースを予定していたが、昨年10月に約3ヶ月の延期を発表。5月中の発売を目指していたが、その後に再び延期された。Microsoft Windows/PlayStation 4/Xbox Oneを対象に、北米で6月7日、欧州および国内では6月9日の発売を予定している。

『Mirror’s Edge Catalyst』は、EA Digital Illusions CE(通称、DICE)が手がけるアクションアドベンチャーシリーズ第2作。ただし厳密には続編ではなく、2008年に発売された前作『Mirror’s Edge』のリブート的な位置づけとされる。ちなみに、開発者は本作を“リバース”作品と呼んでいる。物語の内容は、主人公「フェイス・コナーズ」の過去を描く1作目の前日譚で、彼女が裏社会で暗躍するランナーとして活動をはじめた経緯が語られている。ゲーム開発には、新たにDICEの「Frostbite 3」エンジンを採用。キャラクターを瞬時に方向転換する「シフト」といった新規メカニックも追加され、スピード感満載のアクションにさらなる磨きがかかっている。

加えて、本作には「Social Play」というマルチプレイコンテンツが追加されている。リアルタイムの協力プレイや対戦モードとは異なり、プレイヤーのアクションが及ぼす影響が別のプレイヤーのゲーム内にも反映されるというもの。たとえば、企業広告を排除するミッションで掲示板をハッキングすると、フレンドのゲーム内でもハッキングされた状態で登場する。このような非同期プレイを採用した背景について、DICEのPatrick Bach氏は、荒らし目的のユーザーがプレイヤーに直接干渉できないデザインにするためと、昨年6月のE3にて業界メディアIGNの取材に対して説明していた。プレイヤー同士がゲーム内で直接相見えることはないが、それぞれのアクションが間接的に相互干渉するというわけだ。また、タイムトライアルを作成することで、フレンド同士で競い合うこともできる。