「Minecraft」Mojangのカードストラテジーゲーム『Scrolls』が終焉を迎える、2016年7月以降にサーバー停止へ

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パブリッシングタイトル『Cobalt』を除くと、『Scrolls』はMojangがみずから開発した2本目のタイトルである

『Minecraft』で知られるスウェーデンのデベロッパーMojangは、カードストラテジーゲーム『Scrolls』のコンテンツアップデートを終了すると発表した。2015年6月29日に実施された「Echoes」アップデートが『Scrolls』の最後の更新となる。正式な日程は決定していないが、2016年7月1日以降にはオンラインサーバーも停止する予定となっており、早ければ1年後にも『Scrolls』はその歴史に幕を閉じることになる。

『Scrolls』は、Mojangが同スタジオの第3弾として2011年3月に正式発表したタイトルである。初期の開発はMarkus Persson氏(Notch)と共にMojangを設立したJakob Porser氏が担当し、のちに現リードザイナーのMans Olson氏に引き継がれた。ゲームはカードゲームとターンベースストラテジーを組み合わせた内容であり、プレイヤーはスクロールズ(デッキ)からカード引き、マップ上にユニットを配置して、お互いの陣地の背後にある偶像(アイドル)を破壊しあう。先に3つの偶像を破壊したプレイヤーが勝利となる。

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『Scrolls』は2013年6月にPC向けのベータテストが開始されており、今回の開発終了の発表までに、現デジタルカードゲームの王者『Hearthstone』のリリースや、MicrosoftによるMojangの買収などがあった。とはいえ、今回の開発終了の原因は、そもそも『Scrolls』自体にさほど大きな注目が集まってなかったこともあるといえるだろう。発売から1か月半後には10万本の売り上げを記録したが、その後アクティブユーザー数や売り上げ本数に関する発表は途絶えていた。発売前の2011年9月には、ZeniMax Media(Bethesda Softworksの親会社)から“Scrolls”の商標権問題で訴訟されたこともあったが、それがもっとも『Scrolls』が注目を浴びた頃でもあったように感じる。そのときは当時のMojangのヘッドMarksu Persson氏が『Quake 3』で商標問題に決着をつけようとZeniMaxに語りかけ、話題となった。

またオープンベータ開始当初から、本体価格が21ドルかつゲーム内にも有料コンテンツが存在するというビジネスモデルが採用されており、やや割高であった感はいなめない。この価格はのちに5ドルへと引き下げられ2014年12月に正式ローンチを迎えたが、手遅れだったのかもしれない。2014年3月にリリースされたBlizzard Entertainmentのカードゲーム『Hearthstone』は、Free-to-Playモデルを採用しており、2014年3月のリリースから今年5月時点までのプレイヤー数は3000万人を突破している。

『Scrolls』は2014年12月に正式ローンチを迎え、WindowsおよびAndroid向けにリリースされた。iPad向けのリリースも告知されていたが、現時点で同バージョンがまだ開発されているのかは明らかにされていない。

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