SCEEのスタッフが小島監督の「コジマプロダクション」について一時回答。SCE傘下ではなく独立系に、処女作はPS4独占ではなくPCでもリリースへ。『Silent Hills』等ではなく完全新作

 

SCEの欧州コミュニティマネージャーPad Poet氏は、ブログサービス「Medium」にて「コジマプロダクション」に関するQ&Aを一時的に公開した。「コジマプロダクション」は、今年12月15日にコナミを退社した小島秀夫氏が16日に発表した新規ゲーム開発会社だ(コナミ傘下時の”小島”プロダクションとは異なる)。

本社の確認なく公開されたためかすでにQ&Aは削除されているが、現在もキャッシュ等で確認することが可能であり、同プロダクションの処女作に関していくらかの情報が掲載されている。「Medium」はSNSサービスTwitterを創業したメンバーらにより開設されたブログサービス。Pad Poet氏はここ最近、新型番PS4などの最新情報に関するFAQや詳細をMedium上にて公開していた。

FAQでは今回の件についていくつか詳細が公開されており、そのなかではまずコジマプロダクションがSCE傘下ではなく、独立系のスタジオであることが明らかにされている。SCEはコジマプロダクション自体に投資はしていないようで、一方で今回の契約におけるコストは現時点で明らかにできないと、含みのある発言が返されている。また処女作のプラットフォームに関しては、PS4の後にPC上でプレイ可能となることがFAQで明言された。「(コンソール)独占はどれだけの期間か」という問いに対しては、現時点では詳細は伝えられないという曖昧な回答が返されており、PS4での時限独占の可能性も示唆される内容となっている。

処女作自体の内容については、やはりコナミが権利を持つ『METAL GEAR SOLID』や『Silent Hills』ではなく、完全新作となる模様だ。どのPSプラットフォームで利用可能になるのか、PlayStation VRに対応するのかなどは明らかにされいない。パブリッシャーはSCEとなるものの、IP(コピーライト)の権利がどこに所属するのかも伏せられた。

なお今回のFAQにてSCEEのコミュニティマネージャーは、「PlayStation Awards」に小島秀夫氏が登壇しなかった件に関してコメントを差し控えたほか、コナミは今後もSCEにとってもっとも重要なパブリッシャーの1社であると伝えている。