他社IPの取得に熱心なTHQ Nordic、『デルタフォース』シリーズを含むNovaLogicのフランチャイズを獲得。続編にも意欲

THQ Nordicは、NovaLogicの商標とNovaLogic が保有していたすべてのIPを取得したことを発表した。NovaLogicといえば、日本でも発売されたアメリカ陸軍特殊部隊の活躍を描くFPS『デルタフォース』シリーズや、航空機に乗り込み運送や対戦を楽しむシミュレーターゲーム『F-22』シリーズを手がけたパブリッシャーだ。1990年代に戦争に関する舞台や兵器、乗り物といった題材を扱い、ヒットタイトルを連発していた。しかし、2009年に『Delta Force: Xtreme 2』をリリースしたのちに『Delta Force: Angel Falls』を発表したものの、延期を告知した後音沙汰なく、事実上の休止状態にあった。取得されたIPは以下のとおり。

・『Delta Force』
・『Comanche』
・『Joint Operations』
・『Armored Fist』
・『Tachyon: The Fringe』
・『F-22』
・『F-16』

THQ NordicsはもともとNordic Gamesというブランドを持っており、他社IPの取得を繰り返しながら成長してきたパブリッシャーだ。古くはRPGとストラテジーを融合させた『SpellForce』シリーズや中世の街を生きる生活シミュレーション『The Guild』シリーズを保有するJoWooD EntertainmentからIPを取得し、DreamCatcher Interactiveからは敵にとにかく弾丸を浴びせるFPS『Painkiller』シリーズなどのIPを取得。さらに倒産したTHQからは『Titan Quest』『Darksider』『De Blob』『Red Faction』シリーズなど多くのフランチャイズを取得する。自社に大規模な開発チームを抱えず、こうしたIPを作品のオリジナルチームや信頼できるデベロッパーに委託することで、パブリッシャーを変えながらもシリーズタイトルに継続性を持たせてきた。

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NovaLogic保有IPの取得についてTHQ Nordicの事業開発ディレクターReinhard Pollice氏はこう話す。

“NovaLogicは大人向けのミリタリーシミュレーションおよびミリタリーマルチプレイヤータイトルの先駆者でした。こうしたタイトルを私達の保有作品に新しい顔ぶれとして加えられることに、とても満足していますし、どのようにフランチャイズを続けていくか、考えることにも興奮しています。もしデベロッパーから続編についてのアプローチがあれば、オープンに話をしていく予定です。”

Nordic Gamesは今年8月に、“ゲーマーにより親しみを持ってもらうため”に社名をTHQ Nordicへと変更。すでに多くのプロジェクトが進行中であることを示唆していた。2016年は移植や他デベロッパー作品のパッケージ版のリリースといった裏方作業が多く静かだったが、2017年には久々の新作となる『The Guild 3』や『SpellForce 3』といったタイトルが発売される。動きを見せ始めたTHQ Nordicは、NovaLogicの保有していたフランチャイズをどのように活かしていくのだろうか。

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