Steamウィンターセール開催中、それでもわたしたちは好きなゲームに没頭する。各ライターが今週遊んだゲーム書きちらし


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて書きちらします。61回目でございます。

PCゲーマーにとって年末年始の一大イベントともいえるSteamウィンターセールが開催中です。何を買うべきかを迷っている方はひとまず、「1000円以下で買えるオススメタイトル 8選」「みんなで楽しめるおすすめCo-opゲーム 9選」や、昨年の特集記事「Steamウインターセールおすすめ8選」と「節約家のためのSteamウィンターセールおすすめ10選」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

財布のヒモを緩めるIPのチカラ

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今週も『Super Mario Run』でマリオにコイン拾いをさせております。次のステージに行く前に色付きコインをコンプしないと気が済まないので、のんびり進行中です。

ところで、本作は配信開始から4日間で4000万ダウンロードを達成したそうで、これはAppストア最速記録とのこと。発表からずっとストアトップに鎮座していて、しかも無料でダウンロードできるのですから、そりゃあそうだろうとしか言いようがないですが。一方そのコンバージョン率は、App Annieの調査によると約4パーセント(配信から3日間)だったとか。母数の大きさと1200円という価格から、たった4パーセントとはいえ相当な利益を生み出していることになりますね。

とはいえ、現状のボリュームからするとやや割高なのではと正直感じます。もし、まったく同じゲームだけど聞いたこともないIPだった場合、それに1200円払ったかと言われると……。
by Taijiro Yamanaka

 

魔女狩りの時間だ

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アルファ版の無料公開が始まったかくれんぼゲーム『Witch Hunt』をちょくちょくプレイしています。まだアルファ段階ということもあって、マップ外に飛び出したり、狩る側である農夫の攻撃が当たらない場所があったりとアンバランスな一面も。まぁでも激しく競い合うようなゲームではないので、それはそれで笑えて良いかなと。絶対に見つからないスポットに隠れ続けても面白くないですし。

そういえば農夫にはボイスコマンドが数種類あるのですが、どれを選んでもゲップにしか聞こえないのは私だけでしょうか。きっと彼らはお酒の飲み過ぎなのですよ。明くる日も明くる日も本業をこなしながら魔女狩りを続けていたら仕方がありませんね。クリスマスくらいは許してあげましょう。

さて、Steamのウィンターセールページとにらめっこしてきます。
皆様も良い年末をお過ごしください。
by Ryuki Ishii

 

SkyはYesとNoだけじゃない

早期アクセスタイトルについての賛否両論は色々ありますが、少なくとも『ASTRONEER』と出会えたという点では、肯定的な見方になってしまうわけです。『ASTRONEER』は、ダイソンの掃除機がごとく時間を吸い尽くすので平日のプレイは厳禁。一度始めると止まりません。

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『ASTRONEER』の、手持ちのリソース関係なく地形を変化させられるシステムは素敵すぎるので、ほかのタイトルはどんどん真似してほしいです。特許がとられていないことを祈ります。住処を作るために素材となるブロックが求められる時代は終わったのかもしれません。せいぜい作れて落とし穴です。友人の足元を、執拗に掘っていくこともできます。蟻地獄にハマる蟻がごとくもがく友人の姿を見るのは非常に愉快です。ただし大事なSteamフレンドを失うのであまりおすすめはできません。
by Minoru Umise

 

ソシャゲのガチャはとっても悪い文明なのです

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PS4版『The Witcher 3』のGOTYエディションを買って再開したら通常エディションとセーブデータに互換性が無くて最初からやり直してる話か『ストリートファイターV』のシーズン2開始で豪鬼買おうと思ったら本能に負けてジュリ買ってた話とかしようかなと思ってたんですけど、珍しくソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』年末のレイドバトルやってますって話にします。良くも悪くも相当エッジの利いた運営方針が話題になることの多いゲームではありますが、今の時間と連動した話の作り方。それと後半、那須きのこさんが直に書いたシナリオは読む人の心を動かす圧巻の筆力を感じざるを得ません。設定上世界は今年で終わることになっていますが、ボス戦であるレイドバトルを初日から訓練された熟練マスター達が既に餌に食いつく肉食動物のように全力で回している姿をみるときっと来年も迎えられる気がしますね。僕は単にこの稿を使って無課金神引きを自慢したかっただけです。
by Nobuhiko Nakanishi

 

ねんがんのCoSプレイ

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プレイヤーだけでなく観客も楽しめると評判のVRゲーム『サークル オブ セイバーズ』を、梅田ジョイポリスで遊んできました。8階で稼働中です。お客さんは数名いらっしゃいましたが、みなさん恥ずかしさもあってか、誰かが遊ぶのを待っている状態でした。ここはもうわたしが体を張るしかないと思い、800円を払ってファンタジーの世界へ飛び込みました。

梅田ジョイポリスの場合は800円と1000円の2種類がありました。800円は基本コースといった感じで、1000円コースだと敵が弱くなり衣装レンタルもセットになっていて長くゲームを楽しめる仕様になっています。腕に自信があるなら800円を、長時間没入したいなら1000円を支払うという感じですね。武器の種類は思っていたよりも多くて、わたしは迷わず両手棍棒を選択。両腕を振ってゴブリンを華麗になぎ倒すと観客のみなさんも盛り上がりました。

ほどよい運動にもなりますので、近隣の方は足を運んで『サークル オブ セイバーズ』を遊んでみてはいかがでしょうか。東京渋谷ADORES1階・4階「VR PARK TOKYO」と大阪「梅田ジョイポリス」に加え、イオンレイクタウンmori3階でも稼働中です。
by Shinji Sawa

 

ホラーゲームは夜中に部屋を暗くしてヘッドセット大音量で

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『BIOHAZARD 7』の体験版がSteamで配信されたので早速プレイしてみました。ホラーゲームや肝試しは大好きです。丑三つ時に部屋を真っ暗にして、サラウンド音響のヘッドセットは大音量で胸のドキドキを楽しむのが最高。それでもちょっぴり物足りないので将来的にはVRで体験したい。ホラーは大好きなんだけど、困ったことにちっとも怖くない。デートでお化け屋敷に入ってもリアクションが薄くて可愛げがないとよく言われたものです。だって死にはしないんだもの。

本作は新生バイオハザードと銘打っているように、初代バイオのリメイク版で味わえた「そこを歩く、という恐怖 」が見事に表現されています。シリーズ初のアイソレートビューによる没入感と、些細な物音までもが恐怖心を煽るような音響効果。目の前のドアを開けたくない。廊下の角を曲がりたくない。何かがいる後ろを振り返りたくない。そんなバイオの醍醐味がようやく戻ってきた感じ。
by Ritsuko Kawai