ゲーマーに外へ出ろというのか / October 2nd


Gamers’ Geographic 日本語版ライター陣が一週間にプレイしたゲームについて、「祝日: 体育の日」に動じることなく紹介するのが[Now Gaming] です。毎週土曜定期更新予定。

 


Nobuki Yasuda – 大地の終焉と戦場の始まり

 

『Terraria』飽きました。

そりゃ飽きもするわ。
そりゃ飽きもするわ。

 

失敬、表現が正しくなかったかもしれません。”飽きた”のではありません、”やることがなくなった”だけなのです。きっとそうなのです。私の中ではまだ『Terraria』の大地は広がり続けているのですが……Dimitri は容赦なく言い放ちました。「まだ何かやることあるんですかコレ」。

彼の一言が決まり手となり、私自身で建てていたサーバーはそっと息を引き取りました。いや、まだやれることはたくさんあったはずなのです。なにもボスを倒すだけがゲームではありません。サンドボックス的に楽しんでもいいのですし、そもそも 最強の武器”Terra Blade”は完成していません。ですが私は諦めてしまいました。諦めが人を殺すと誰かが言っていた気がします。

それはともかく、この上ない私事で甚だ恐縮ですがパソコンを買い換えました。VGA が悲鳴を上げ、しょっちゅう心臓に悪い青画面を拝むハメになっていたことが理由その1。もう1つはやはり今月末に発売される『Battlefield 4』です。そんなに思い入れのあるシリーズではないのですが、一種のお祭りとして楽しいこともまた事実。3年半以上使ってきた PC を現役引退させるタイミングとしては絶好だったのです。

新たにやってきた PC の OS 初期セットアップでいきなりブルーバックを吐いて本当に目の前が真っ暗になったりもしましたが、ともあれ今は快調に動いています。『BF4』のオープンβもそこそこ快適にプレイできています。予算の都合でいろいろと妥協しましたが、それほどガチガチにプレイするものではないので満足です。

さて、前 PC をどうしたかというとテレビの横へ移動。撮影した写真や動画の鑑賞用など、メディアサーバーとして余生を過ごさせることにしました。

Steam Machine?
Steam Machine?

 

とまあ、見ての通りの有様です。実際にどう使うかはこれから考えます。なお、予想していたことですがやはりブルスクも健在。パナソニックの撤退報道のさなか、50インチプラズマテレビに激しく表示された阿鼻叫喚の青。目にした瞬間、ちょっと心臓が止まっていたかもしれません。死ぬかと思いました。大迫力でしたので次のチャンスがあればぜひともカメラに収めておきたいところです。

なお各ゲームの進捗については、『艦隊これくしょん』が5-2で重度のスタック中・『Cookie Clicker』が反物質コンデンサ100実績解除&780億CPS・『モンスターハンター4』がHR上限解放したばかり・『PAYDAY2』がレベル90到達、といったところ。ほかにやることはないのか? 申し訳ございません。『GTA 5』くらいは早めに手をつけたい所存でございます。

 


Okunokami Kuheiji – 考える時間が欲しい

 

『Plague inc.』に全力で通勤時間を注ぎ込む時期は過ぎ去り、電車の中でゾンビのように半分寝ながら濁った目でポチポチとプレイする堕落モードに突入しました。こういう不謹慎極まりないゲームは大好きなので、もうしばらく病原体の名前をとっかえひっかえして付き合うつもりです。

▲2六成飛。
▲2六成飛。

 

そして何を思ったか、詰将棋を始めました。駒の動きを覚えたのは小学生の頃でしたが、意外と覚えています。本だとつい答えを見てしまうので、適当に落としたアプリであーだこーだと試行錯誤するのはなかなかよろしい感じです。『Terraria』もバージョンアップとのことで久々に触れましたが、やはりこの手のゲームはみんなでプレイすると非常に楽しいですね。ボイチャ必須。しかしこれは 1.2 どころか 2.0 ではないのか……

某麻雀漫画的行為。
某麻雀漫画的行為。

 

『Civilization V』と『Cookie Clicker』は平常運転です。ようやくコンデンサが 86 個になりました。

 


Dimitri Toichi – まだやってんのか

 

発売当初は同時プレイヤー数3万人を超えていた『PAYDAY 2』は、今では5000~7000人程度にまで減少しております。patch #13で全体のバランスが見直され、ゲームとしてかなり面白くなったと思うのですが、いかんせんマップが少ない。お給料(取得金、経験値)が多くて楽しい仕事、というと Firestarter か Framing frame、Big oil の3つくらいに絞られてしまい、この3つを延々繰り返しプレイするだけになってしまいます。今年のクリスマス頃に『PAYDAY 2』に何か動きがあるようですが……マップや新キャラクター追加の新しい話題は見つからず。このまま忘れ去られるゲームになるのはもったいない。

いえ、ほんとに面白くなってるんですよ?ghost のスキルにガンガンガン振りしている私からすれば、ECM FEEDBACK の大幅な buff がとても嬉しい。bulldozer 2体と shield 複数に囲まれ、仲間もダウン状態なんて時に ECM FEEDBACK がスーッと効いて、周囲の敵が耳を押さえて苦しんでいるあいだに仲間を救出してスタコラ逃げてクリア、なんて瞬間は、強烈なナラティビティの高まりを感じました。Narrative of the weekでした。

もちろん他のクラスだって強化されていますし、散発的に pop していた FBI も数人の小隊を組んで突撃してくるようになりました。すこし『PAYDAY 2』から離れていた方々、ちょっと戻ってきてはいかがでしょうか。

 

まだまだやるよ。
まだまだやるよ。

 


UnFreeMan – オールドPCの限界

 

バトルフィールド4……HD 6850の敵う相手ではなかった……

 

起動せぬ。
起動せぬ。

 

Origin上から何度起動しても、Catalystを最新のベータドライバに入れ替えても、OSをクリーンインストールしてもウンともスンとも言ってくれない我が家のBF4βちゃん。グラボが気に入らぬというのか。そんな馬鹿な。(当時の)ミドルレンジの星6850だぞ。A・M・D! A・M・D!!

冗談はさておき、起動すらできぬというのは参った。画面が切り替わろうとすらしないので起動しようとしたのが夢だったのではないかという気さえしてくるが、プロセス自体は一瞬上がろうという動作を取るので催眠術とかにかかったわけではないのは確か。

 

コソドロダー!
コソドロダー!

 

新作が遊べないなら積んでるゲームを崩せばいいじゃない、ということで随分前に買ったままSteamライブラリで塩漬けになっていた『Monaco: What’s Yours Is Mine』を遊んでいた。もはや何のタイミングで買ったゲームかも思い出せないが、なかなか独特な表現のスニークアクションで楽しい。

トップビュー方式で視界が通ってない箇所が見えない、というよくあるタイプの視点だが、一度見た後視界から外れると、モノクロの「見取り図」のように画面に残るというのが結構見た目に楽しくて良い。敵のを聞く要素は「視界外の足跡が軌跡として見える」という方法で視覚化していて、なんとなく『XIII 大統領を殺した男』を思い出した。そっちはFPSで、壁越しに敵の足音が書き文字(TAP TAP TAPというアレ)で見えるという内容だった。

まだ序盤だからか、見つかるまでコイン集め、見つかったらランボープレイというのが結構強い。多分そのうち前方からの攻撃が通らない敵とか出てくると思う。楽しいゲームなので、ひと通りは遊びたい。

 


ishigenn – Zed ブン殴り中

 

噛まれるだろうなあと思ってたら序盤も序盤で噛まれたエド君
噛まれるだろうなあと思ってたら序盤も序盤で噛まれたエド君

 

Steam で前代未聞の一時配信停止をやってのけた『Infestation: Survivor Stories』(旧名『The War Z』)に、いつまで経ってもオープンベータテストすら開始されないスタンドアローン版『DayZ』。昨年のブームからやや盛り下がっている感もあるオープンワールド型ゾンビサバイバルですが、そんな中メディアから高評価を受けていた『State of Decay』のプレイを開始しました。

先に挙げた2作とは異なり『State of Decay』はシングルプレイヤー専用タイトル。殺伐としたゾンビ MMO シューターでは無く、サバイバル要素と物語にフォーカスしたタイトルとなっており、難民キャンプの運営シミュレーションやゾンビ映画のような NPC 達との交流シーンが楽しめます。ロメロ型ゾンビの信奉者ではありませんが、やはりゾンビモノは戦闘アクションでは無く終末世界で生き続ける人間たちのドラマが面白いんだなあと改めて認識しているところです。ドラマの『Walking Dead』シーズン2みたいにゾンビが全く出てこないで昼ドラ展開が続くのはやり過ぎですけどね。