自分の醜さを隠す仮面をVRゴーグルにたとえる美しき異色作『眠りのガーディラ』プレイレポート

東京ゲームショウ2016では多くのブースでVRの試遊が行われ、インディーゲームブースでも数多くのVR作品が出展されていた。今回はその中でもイラストレーション的なグラフィックに加え、野心的なゲームデザインを目指している『眠りのガーディラ』のプレイレポートをお届けする。

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『眠りのガーディラ』は、自らの醜い容姿を隠すために仮面をつけているガーディラを主人公とするVRゲームだ。目の前のことに集中することでしか生きている実感がわかないというガーディラの、「死ぬための生き方」をストーリーとしている。プレイヤーが見る場所によって画面に反応が起き、物語が展開するという「インタラクティブストーリーテリング」を特徴としている。プレイヤーはガーディラが仮面をつけることに重ねるかたちでVRゴーグルをつけ、物語上で仮面をつけることを現実のVRゴーグルをつけるのに照らし合わせた演出を取っているのだ。

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もうひとつの魅力はシンプルなバトルだ。今回の誌遊ではそのバトルを体験できるモバイルバージョンをプレイ。ボスとの戦いがメインになっている。淡いイラストレーションのグラフィックが目の前に広がる美しさから一転して、ボクシングのような至近距離での泥臭い殴り合いだ。自由に歩き回って移動することはできないため、距離をとる戦法などは使えない。首を振っての視点移動だけができ、ボスの弱点に視点を合わせて攻撃を打ち込むゲームデザインになっている。早い話がアーケードゲームのガンシューティングのような体験に近い。ただモバイルのVRゴーグルでのタッチパネルの反応があまり良くなかったため、攻撃が出てにくかったところが残念だった。

バトルのプレイももちろんだが、VRならではのゲームのコンセプトやストーリーテリングも興味深い作品だった。もし興味があれば、開発元のInitory Studioによる公式サイトもチェックしてほしい。

(※公式サイトの表記が『眠りのガディラ』となっているが、この記事では公式のブースで配られていたフライヤーの表記を採用した。)

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