Nintendo Switchに挿せばワイヤレスオーディオを楽しめる、マルチプレイにも対応する特化型Bluetoothトランスミッター開発中

アメリカの新興企業Human Thingsが、Nintendo Switch向けのトランスミッター「GENKI」を開発中だ。Nintendo Switchで無線オーディオを楽しむ上では、USBレシーバーを挿せばワイヤレスUSBヘッドホンが使えるほか、市販のトランスミッターを購入すれば、同じくワイヤレスサウンドデバイスへと音を送ることができる。しかしこうした方法は、そもそも対応デバイスUSB Type-Aを想定しているのでNintendo Switchの携帯モードには接続できなかったり、遅延がひどかったり、DAC(デジタル→アナログコンバーター)デバイスが必要であったりと複雑化してしまいがちだ。

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そうしたワイヤレスオーディオをシンプルかつ快適にするのがこのトランスミッター「GENKI」だ。USB Type-C端子、つまり本体下部に差し込み、そのままBluetoothイヤホンとペアリングさせれば、使用可能。USB Type-Cなのでドックに変換器なしに挿すことはできないが、一方で携帯モードで機能させられるというわけだ。トランスミッターは、イヤホンからスピーカーまで、幅広いBluetoothデバイスへと送信可能。またトランスミッターの電源はNintendo Switchからとるので、別途バッテリーも必要ない。シンプルにNintendo Switchにてワイヤレスに音楽を楽しめるという点が最大の特徴だ。また、そのほかにもさまざまな利点がある。

たとえば、音源を複数人で分けられること。「GENKI」にはふたつボタンが存在しており、それぞれのボタンを長押しすることで2台のBluetoothイヤホン(ヘッドホン)とペアリングできる。ひとつのNintendo Switchでローカルマルチプレイをする際には、別々のイヤホンにてゲームが楽しめる。なお本体に挿し込んでいる「GENKI」の消費電力はわずか0.02ワットであるという。Bluetoothは5.0に対応しており、aptXやaacといった規格では100msを下回る遅延を実現。20メートル範囲内をサポートする。形状や端子はNintendo Switchに特化しているが、汎用的に使えるのも魅力のひとつであるといえるだろう。

なお、サードパーティの製品にて取りざたされている「本体を破壊する可能性」については、「ない」と回答。Human Thingsは、サードパーティ製品の本体破壊は、Nintendo Switch本体へのデータ送信や給電が原因であると強調しており、それゆえに給電する機能のない「GENKI」は本体に危害を与えないと断定している。ただし、横4cm、縦2cmとサイズはコンパクトながら本体重量は公表されておらず、本体ソケットに接続し続けるという点で、端子にかかる物理的負担については気になるところだ。

現在Kickstarterでは「GENKI」のクラウドファンディングキャンペーンが実施中。最安値の3200円の枠は売り切れてしまったが、3842円出資すればトランスミッターが手に入る。5379円以上出資すれば同時にUSBの変換アダプタも同梱。すでに初期目標である3万ドルを大きく上回る11万ドルを獲得済み。2018年10月の出荷を目指して商品開発中とのこと。前述したように、Nintendo Switchにおいてはサードパーティ製品にはトラブルが相次いでいるため、オフィシャルライセンスではないデバイスを購入する際は十分にそういったリスクを考慮してほしい。

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