『レインボーシックス シージ』600もの不正なアカウントへのBANを予告。悪質プレイヤーに対して警鐘鳴らす

Ubisoftは7月6日、『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のチート対策についての新たな取り組みを発表した。約600のアカウントに対し容赦ない措置をとる予定があることを公表し、公式ブログを通じて悪質なプレイヤーに対し監視強化すると警鐘を鳴らした。

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チートを使った不正行為を働くプレイヤーの数は、皮肉にもゲーム人口増加に伴いその数を増やすものだ。通常では認識できない情報を可視化できるウォールハック、自動的にヘッド(頭部)まで照準を持っていくオートエイムなど、その種類は非常に多い。特に公平さが重要となるマルチプレイ・シューターゲームにおいて、チートの蔓延は純粋にゲームを楽しみたいプレイヤーにとって死活問題といえる。Ubisoftの『レインボーシックス シージ』においてもその例外ではない。

『レインボーシックス シージ』は、5対5に分かれ計10人でのオンライン対戦が楽しめる一人称視点のタクティカルFPS。UbisoftがWindows/PlayStation 4/Xbox One向けにリリースした『Rainbow Six』シリーズの第5作目のタイトルである。5対5という小規模なチームで競い合うゆえ、1人の行動に重い責任がのしかかる。高度に計算されたシビアなゲームバランスと、絶妙な緊張感、プレイヤーの心理を読み取る駆け引きが、同作の大きな特徴と魅力になっている。発売から長期的な運営を視野に入れてアップデートが続けられており、プレイヤー人口も増加する一方、不正行為の数も顕著に増加している。こうした大変競技性の高い作品においての不正行為は、真剣にゲームに向き合うプレイヤーにとって大変アンフェアなものである。

『レインボーシックス シージ』におけるチート対策プログラムは、開発チームにとって最優先事項として扱われており、日々監視の目を光らせてきた。Ubisoftは、チート常習の有無にかかわらず不正行為が発覚した場合、初犯で問答無用の永久停止を処する運営方針を明言しており、チートなきゲームの実現を目指し日夜取り締まりを強化している。今回のUbisoft公式ブログの発表によれば、不正行為を監視するプログラムFair Fightに加え、幾つかのアンチチートプログラムをテストしているとのこと。

まずこの数週間で、システムの脆弱性を探るペネトレーションテストを強化、ホットフィックス(バグフィクスを修正しユーザーに提供すること)が利用可能になった時点で修正するよう改善。これにより、運営側が素早く不正行為に対し対応が可能になるという。また7月16日の週より、不正行為を働くプレイヤー約600のアカウントに対しBANを開始すると警告。以降、定期的に不正行為に対しBANを実施すると宣言している。

またPCに限った話になるが、現在はテスト期間中であり正式な実装予定時期は不明であるものの、今後ランクマッチをプレイする際、2段階認証を行う必要があるという。さらにプレイヤーのMatch Making Rating(MMR)のため、新たな制限の追加が予定されており、ランクマッチにおけるパーティーのスキルギャップに制限を設けるとのこと。これにより、あまりにスキル差が激しいマッチングを回避、つまり高スキルプレイヤーが低スキルプレイヤーとマッチングしないように改善される。

定期的なアップデート、アンチチートに対する継続的な取り組み、追加コンテンツを無料で配布するプレイヤーに寄り添ったスタンスなど、ユーザー支持の厚い『レインボーシックス シージ』。今年6月に累計プレイヤー数が3500万人を突破したことで、さらなる脚光を浴びるようになり、発売から3年目を迎えた現在もその人気は衰えを知らない。

本作においては、以前ブランド・ディレクターであるAlexandre Remy氏が海外メディアで語った「今後オペレーターは100人まで増やそうと考えている」という発言が記憶に新しい。1年で8人のオペレーターを追加している現在の頻度を元に電卓を叩くと、筆者の視力が正しければ残り約7年と5か月ものサポートが続く計算となる。実際にそこまでサポートが続くのかどうかの真相の所在は定かではない。この発言自体が『レインボーシックス シージ』の開発継続に対しての力強い意気込みだと受け取れる点が重要なのだろう。

それは開発チームにとって最優先事項であるチート対策に対する継続的な意気込みと解釈できそうだ。不正行為自体を撲滅することは難しく、チートコミュニティに対し終止符が打たれることは現実的には不可能に等しい。しかしながら、本作がより末長く愛されるタイトルになるためにも、Ubisoftによる厳重なチート対策が続けられていくことを、これまで同様期待したい。

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