アメリカでは、Nintendo Switchを所有しているユーザーの約70%が、PlayStation4/Xbox Oneを所持している

アメリカの調査会社NPDのアナリストであるMat Piscatella氏が2019年第一四半期に収集したモニター情報(Games Acquisition Monitor, at the end of Q1)によると、アメリカにおいてNintendo Switchを所有するユーザーの約70%が、PlayStation 4もしくはXbox Oneを所持しているようだ(ResetEra)。また前世代(PlayStation 3/Xbox 360/Wii U)と比べて、今世代では3機種すべてを所有しているユーザーが増加していることも明かしている。

画像はともに公式ホームページより

今世代においては、2017年3月に発売されたNintendo Switchの販売ペースが好調であることが重ねて伝えられてきたが、その一方でPlayStation 4が飛ぶ鳥を落とす勢いで販売台数を伸ばしている。ソニーは2018年度 第1四半期 連結業績概要では、同ハードの販売台数が8220万に到達していることを明かしていた(リンク先はpdf)。さらに、2014年11月以来マイクロソフトはXbox Oneの販売台数を公開していないものの、2018年第四四半期の決算報告にて、Xbox Liveの月間アクティブユーザーが5700万人存在するとし、ゲーム事業の収益が100億ドルをこえたとも伝えられている(WindowsCentral)。つまり、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchはライバルでありながら、いずれのハードウェアも売れ行きや販売が好調であるとされているのだ。

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そのひとつの理由としてあげられるのが、すみ分けができているという指摘だ。Piscatella氏が開示した「アメリカでは、Nintendo Switchを所有するユーザーの70%が、PlayStation 4/Xbox Oneを所有している」というデータは、この指摘の根拠になりえる興味深いデータといえる。Nintendo Switchでは、描画にマシンスペックを要するAAAタイトルのマルチ展開先としては未だに選ばれづらい傾向にある。そうした事情を抱えながらも、勢い自体はやや静かになったとはいえ、2019年第一四半期も好調であった前年に近い188万台を売り上げるなど堅調に推移している。携帯機であるという最大の利点が存在しつつ、任天堂タイトルと意欲的なインディーゲームを自由なスタイルで遊べる、第二(もしくは第一)のゲームハードとして選ばれているのかもしれない。

画像は任天堂ホームページより

また3機種持ちが多いということは、PlayStation 4とXbox Oneの間でも前世代よりもすみ分けが進んでいるという証でもある。ソニーインタラクティブエンターテイメント(SIE)もマイクロソフトも、最近は特にファーストパーティータイトルの開発に力を入れている。SIE製でいえば『ゴッド・オブ・ウォー』は2018年4月の米国月間売上では、PlayStation独占タイトルとして過去最高の出足を見せているほか、マイクロソフトの『Sea of Thieves』は発売1週間時点でXbox Oneでもっとも早く売れたファーストパーティの新規IPタイトルであることが報告されている。プラットフォーム自体の独自性に加えて、良質かつ人気の作品を揃えることでも、各プラットフォームのすみ分けはある程度進んでいるのだろう。

売上もしくは販売好調が報告されている3機種は、どこまでこの良い循環をキープできるのか、またいつまで現行のゲームハードで勝負するのか。プラットフォームホルダー3企業が見せる選択に今後も注目したい。

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