PS4『スパイダーマン』にてゲーム内看板を使ったプロポーズを計画していた男性が、発売直前に破局。“世界一悲しいイースターエッグかもしれない”と自虐【UPDATE】

Image Credit: @bradgame6

【アップデート 2018/09/13 10:20】
Tyler Schultz氏の元恋人Madison Gamble氏がHouston PressKotakuにコメントを寄せている。Schultz氏のエピソードが海外メディアで大々的に取り上げられてから、オンライン上でハラスメントや脅迫を受けていることを伝えると共に、Schultz氏の主張に反論。Scultz氏は、Gamble氏がSchultz氏の兄弟と浮気してそのまま捨てられる形で破局したと主張していたが、それは事実ではないと否定している。

まずGamble氏によると、二人の関係は長い付き合いの中で徐々に悪化し、母親と息子のような間柄になってしまったという。またSchultz氏の兄弟とは恋愛関係に発展しておらず、あくまでも親しい友人であるとのこと。それも、Schultz氏が彼女の様子を探るために兄弟を送り出したことがきっかけで話し合うようになったというのが、Gamble氏の主張である。

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【原文 2018/09/10 14:40】
Insomniac Games(以下、Insomniac)が開発を担当したオープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『Marvel’s Spider-Man(スパイダーマン)』。PlayStation 4専用タイトルとして9月7日に発売されてからSNSやTwitch上で盛り上がりを見せており、英国のパッケージ版セールス売上は2018年最速ペースであることが発表されている(関連記事)。

実は本作では今年5月、Tyler Schultz氏というファンから開発元のInsomniac宛てに、彼女にプロポーズしたいのでゲーム内のどこかに「Madison、結婚してくれないか」というイースターエッグを仕込んで欲しいという要望が送られていた。Insomniacが、ゲームの発売予定日である9月7日まで本当に待てるのかどうかSchultz氏に確認したところ、「4月に5周年記念を迎えたばかりだし、9月まで交際は続いていると思うよ(笑)」と返答。この自信満々の返事を受けてInsomniacは「わかった、愛にノーとは言えないよ」とイースターエッグの実装を本格的に検討し始めた。

その後7月30日になり、『スパイダーマン』の開発が完了したことが発表された。仮にゲームの発売が延期となっていれば、プロポーズの時期も変わってしまう恐れがあったが、9月7日のリリースに向けて順調に事が進んでいった。ところが完成報告から約1週間後の8月8日、発売まで残り1か月を切ったところで、Schultz氏が「彼女と別れた」と発言(該当ツイート)。その後復縁することなく、9月7日の発売日を迎えることとなった。「Maddie、結婚してくれないか」というイースターエッグに関しては、約束どおりゲーム内に仕組まれたまま発売された。

PS4専用タイトル『スパイダーマン』といえば、発売前の宣伝にて、Marvelの映画作品やコミックスで慣れ親しまれたウェブ・スイングを見事に再現した爽快感たっぷりの高速移動、豊富なウェブ技・ガジェットにより派手なコンボを繰り出せる自由度の高い戦闘など、完成度の高いゲームプレイの部分が強く打ち出され注目を集めていった作品。ゲームの発売後も、さまざまなオプションを搭載したフォトモード、多彩なコスチューム、原作ファン向けのイースターエッグなど、プレイヤーが自発的にゲームを広めたくなるような機能の数々によりコミュニティを沸かせている。Schultz氏が提案したイースターエッグも、「『スパイダーマン』を使ったプロポーズにより結ばれたカップル」という、めでたいエピソードとして取り上げられ拡散されていくと想定されていたことだろう。だが、このイースターエッグは感動秘話ではなく悲劇のリマインダーとして語り継がれることとなった。

Schultz氏は、恋人と破局した理由について自身のYouTubeチャンネルにて、交際相手であったMaddie氏がSchultz氏の兄弟と付き合い始めたからだと説明(現在は動画削除済み)。ゲームを使って告白するというアイデアについても、そもそも彼女が望んでいたプロポーズ方法ではないと言われていたそうだ。こうした事情を受けてSchultz氏は「ゲームの歴史上、最も悲しいイースターエッグかもしれない」と述べている。なお元恋人のMaddie氏は海外メディアのKotakuに対し、Schultz氏の兄弟との交際が始まったのはSchultz氏と同時期ではなく、別れてからだと反論している。

ただSchultz氏にとって完全なバッドエンドであったかというと、そうでもない。プロポーズ用のイースターエッグをゲームに仕込んでもらうという無茶な願いを叶えてくれたことに感謝の意を示しており、ゲーム内に仕組まれたメッセージを見ることで破局を乗り切ることができたとも述べている。またSchultz氏のもとにはコミュニティから温かいメッセージがたくさん寄せられているとのことで、今回の一件にはポジティブな側面もあったようだ。

なお本作のアートディレクターJacinda Chew氏は、今後のアップデートにより看板の文言を変更したいかどうか、Schultz氏にヒアリングを行っており、Schultz氏は「アイデアを送ってもよいですか」と応答している(ComicBook.com)。具体的にどのようなアイデアなのかというと、Schultz氏は先述したKotakuに対し、ゲーム内メッセージを癌で亡くなった彼の祖母に向けたものに変えたいと伝えている。彼の祖母は、Schultz氏にスパイダーマンのコミックを買い与え、シリーズのファンになるきっかけをつくってくれた人物でもあるからだ。近い日にSchultz氏からの新しいメッセージを確認できるようになるかもしれない。

※追記 2018/09/10 23:25
プロポーズメッセージの場所はFinancial District西北部

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