PS4向けペイント・アクションADV『アッシュと魔法の筆』国内発表。街の壁に自由に筆を走らせ、描いた「かいぶつ」に命を吹き込む

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月20日、PlayStation 4向けペイント・アクションアドベンチャーゲーム『アッシュと魔法の筆』を国内発表した。発売日、価格ともに未定。本作は、昨年フランスで開催されたPlayStation Media Showcaseで発表され、これまで『Concrete Genie(コンクリート・ジーニー)』と呼ばれていた作品だ。幻想的なフライトアクションゲーム『Entwined(エントワインド)』を手がけた、SIE傘下スタジオのPixelopusがUnreal Engine 4を使い開発している。

スポンサーリンク

『アッシュと魔法の筆』の主人公は、寂れた港町デンスカに暮らす心優しい少年アッシュ。近所の子供たちにいじめられている彼には友達と呼べる人がおらず、大好きな絵を描くことが唯一の心の支えとなっていた。アッシュは絵筆を使って描いたキャラクターたちを「かいぶつ」と名付け、そのかいぶつたちを友達として過ごしていた。そんなある日、アッシュは不思議な「魔法の筆」を手に入れる。その筆を使って壁に絵を描いてみると、かいぶつたちは命を得たように動き出したのだ。そうしてかいぶつたちは、アッシュにとって空想ではなく現実の友達となる。

退廃したデンスカの街は、空の色も街の雰囲気もどんより灰色がかった世界となっている。しかし、アッシュが魔法の筆で絵を描くと、命を吹き込まれたかいぶつや景色が壁の中で輝き、動き出す。そして、その周囲にある電球に灯が点る。プレイヤーは街のあらゆる場所で絵を描き、寂れたデンスカの街に活気を呼び戻すのだ。街を探索する中では建物の屋根に登ったり、ジップラインを使って移動するなど、多彩なアクションも利用可能。街にはいじめっ子たちがうろついており、アッシュが絵を描くのを邪魔してくる。彼らから逃れるためにも、こうしたアクションを駆使することになる。

本作について、「絵を描くのは苦手だから」と心配する必要はない。魔法の筆を使って絵を描く際にはペイントツールが表示され、そのパレットに登録されている絵柄を選択して壁に置いていくという形となるため、絵心がなくても大丈夫なのだ。さらに、自由に筆を走らせて、その絵柄の形や大きさを自由に変化させることができる。ひとつの絵柄でも、生み出せるバリエーションはプレイヤーのイマジネーション次第。それらの絵柄を組み合わせることで、プレイヤーだけのオリジナルの壁画を生み出せるわけだ。絵を描く操作は、DUALSHOCK 4のモーションセンサーを利用してカーソルを動かし、R2トリガーでペイントする直感的なスタイルとなっている。失敗したと思っても、L2トリガーにて描いた絵をひとつ前の状態に戻すことも可能なようだ。

絵柄のパレットはジャンルごとに分けて並んでおり、たとえばフィールドを描くパレットには樹木や草花、オーロラや星空、太陽などの絵柄がある。そのほかにもキノコ類や、嵐、雪、池などの項目もあり、それぞれのジャンルにちなんだ多様な絵柄が存在する。デンスカの街を探索する中では、スケッチブックのページを発見でき、それを獲得することで新たな絵柄を入手できる。

今年開催されたE3 2018のステージデモ(以下の動画)では、開発者自ら本作のゲームプレイを披露しており、街のあらゆる壁に自由に絵を描き、そしてかいぶつを生み出す様子が確認できる。かいぶつは特定の壁の前で、専用のペイントツールを使って描くようだ。かいぶつにはさまざまな種類がおり、基本的な身体を描いた後、角や尻尾などを足していくことが可能。ここでもプレイヤーの好きなようにデザインでき、描き終わるとそのかいぶつが愛らしいキャラクターとして動き出す。

かいぶつは壁の中から出ることはできないが、アッシュとさまざまな形でコミュニケーションを取る。たとえば、アッシュに描いて欲しい絵柄をリクエストし、それに応えると喜ぶ様子が見られる。そのほかにも、かいぶつは壁伝いに移動し、アッシュを街の新たなエリアへと誘う役目も持っているようだ。また、かいぶつを描いてリクエストに応えると、ゲージを溜めてより大きな絵を描けるスーパーペイントが使用可能になる。スーパーペイントには、暗く澱んだデンスカの街の闇を取り払う効果があり、どんどん筆を走らせることで廃れゆく街が蘇っていくという。そして同時に、かいぶつから勇気をもらったアッシュが、困難を克服していく物語も展開していく。

『アッシュと魔法の筆』では、直感的な操作で誰でも簡単に絵を描くことができ、さらにそれぞれの絵柄をどのように組み合わせるかによってプレイヤーの個性を表現することも可能とあって、本作の発売後にはPS4のシェア機能を使った盛り上がりも期待できそうだ。アッシュとかいぶつとのコミュニケーションには他にもさまざま用意されているようで、本作の続報に注目したい。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog