PS4『スパイダーマン』の「プラチナトロフィー」取得率が高い。遊びやすさと作り込みが、やりこみを呼び込んだか

PlayStation 4向け『Marvel’s Spider-Man(スパイダーマン)』のプラチナトロフィーの取得率が、高い水準で推移していることをGame Informerなどが報じている。PlayStation 3とPlayStation Vita、そしてPlayStation 4で実装されているトロフィーは、やりこみ度を指し示す機能。プレイ中に指定された条件を達成すると取得されていく、他プラットフォームの「実績」にあたるサービスだ。

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トロフィーには、ブロンズやシルバー、ゴールドなど難易度によってそれぞれの種類のものが用意されている。その中でも、もっとも難易度が高いのはプラチナ。パッケージソフトなどボリュームのあるタイトル向けに用意されているプラチナは、すべてのトロフィーを取得することで獲得できるケースが多い。そういった点で、プラチナトロフィーは、そのゲームをしっかりとやりこんだ証であるといえる。『スパイダーマン』は、このプラチナトロフィーの取得率がかなり高いとされているのだ。

10月7日時点で『スパイダーマン』の取得率は、ちょうど10パーセント。10人に1人はプラチナトロフィーを獲得している計算になる。SIEから発売されているほかのPS4向けの大型タイトルのプラチナトロフィーの取得の数字を見てみると、『Detroit: Become Human』が2.1パーセント、『God of War』が5.5パーセント、『Horizon Zero Dawn』が6.1パーセント、『Bloodborne』は5.6パーセント。6パーセント前後のタイトルが多い印象だろう。他メーカーのタイトルに目を向けてみると『二ノ国 レヴァナントキングダム』が5.5パーセント、『ペルソナ5』は2.4パーセント。『ニーア オートマタ』の9.2パーセントはやや特殊な手段も用意されていることもあり特筆すべき数字であるが、それを上回っていることになる。

Horizon Zero Dawn

もちろん、『スパイダーマン』のプラチナトロフィー取得率10パーセントを超えるタイトルは存在するが、ほかの大型タイトルと比較して群を抜いて高いことに疑いはないだろう。『スパイダーマン』のプラチナトロフィー自体の取得条件はというと、本編をクリアすることが必要なのはもちろん、収集アイテムを拾ったり、特定のサブクエストをクリアする必要があるなど、やりこみは必須。ただし、周回要素のような“時間をかけて取得する”という類のトロフィーは基本的には存在しない。チャレンジトークンの使い道さえ誤らなければ、難易度の高い挑戦をする必要もない。ゲーム内自体にはやりこみ項目が多く用意されているが、必ずしもトロフィーに直結するわけではない。つまり、極端に難しいというわけではないということだ。本編をしっかりと遊べばとれるという、取得しやすさもしくは遊びやすさが、10パーセントという数字につながっているのかもしれない。

もしくは、『スパイダーマン』がつい遊びこんでみたくなるゲームであるというのも関係しているかもしれない。本作の収集要素はどれも凝っており、たとえば街中のバックパックを取得すると、しっかりとモデリングされたアイテムを見ることができるほか、フルボイスで過去の「スパイダーマン」作品への言及があるなど、ファンサービスたっぷり。そのほかのアイテムも、ゲーム内で意味がもたらされたり、作り込まれていたりと、単に「集めるだけ」に収まっているコレクティブアイテムはほとんど存在しない。ウェブスイングを使った移動や、スタイリッシュに繰り広げられる戦闘といった基本システムに気持ちよさを感じられることに加えて、こうした収集要素のような細部へのつくりこみも感じられる作品だ。ついやりこんでしまう完成度の高さも、プラチナトロフィー取得率と関係していそうだ。

プラチナトロフィーの取得率が低い作品にも優れた作品は多く存在するので一概には言えないものの、『スパイダーマン』の数字はある種のファンの満足度を表すものであると解釈できるかもしれない。発売3日で330万を売り上げたというSIE最大のヒット作は、売れているだけでなくやりこまれていることが、あらためて認識できるだろう。

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