Nintendo Switchと「紙」と「ペン」で謎を解くゲーム『マドリカ不動産』配信開始。腕前ではなく、頭脳が鍵を握る

ギフトテンインダストリは10月11日、『マドリカ不動産』をNintendo Switch向けに配信開始した。価格は税込1500円。『マドリカ不動産』は、Nintendo Switchと「紙」と「ペン」を用いて謎を解くゲームだ。

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プレイヤーは、とある町の不動産屋に入社した新入社員。町では多くの物件におばけが住み着いている。務め先となる「マドリカ不動産」は、おばけが出ない物件を貸し出す不動産屋として知られている。つまり、所有物件からおばけが出る場合は、それを消さなければならないのだ。プレイヤーの仕事は、物件の部屋のどこかにいるおばけを倒し、安全に住めるようにすること。それぞれの階に住まうおばけを、Nintendo Switchで謎を解くことで退治するのだ。

『マドリカ不動産』では、ステージを選択すると、部屋にいる状態からゲームが始まる。部屋でできるのは、周りを見渡すことと、LもしくはRを押しながらコマンドを入力すること。移動コマンドなどはなく、操作は極めてシンプルだ。荒っぽくいえば、“脱出ゲーム”のようなゲームプレイをイメージしてもらえればいいだろう。部屋の中にはそれぞれヒントやサインが隠されている。ヒントやサインを読み取りコマンドを入力することで、隣の部屋に移動したり、おばけを倒すことができる。おばけを倒せばステージクリア。次なるステージに挑もう。じっくりと部屋を見渡し、考え、謎を解くというプロセスが本作の肝になっている。

では冒頭に述べたペンと紙はどこで使うのかというと、情報をストックする際に利用する。部屋の中には多くのヒントが存在し、ステージが進むほど複雑になってくる。情報が多く謎解きが複雑になってくると、頭の中だけで処理するのが難しくなるのだ。そこでペンと紙を利用するというわけだ。ギフトテンインダストリの公式ページでは、手引きともいえる無料のPDFデータが配布されており、そこには間取りが記されている。

PDFは間取りのほかに、参考書のように、プレイヤーのメモ用の記入欄などもあけてくれているので、紙に印刷し、紙とペンをヒントにゲームの謎を解いていくのだ。紙とペンがなくとも突破できるステージ作りであるが、ゲーム内でもこのPDFデータのダウンロードを促されるように、紙とペンを用意して唸りながら遊ぶことが想定されている(公式サイトでは図セットも販売中)。個人でも遊べるが、複数人でああだこうだ言いながら、集合知を利用し謎を解いていくのも一興だろう。ステージごとに時間制限が設定されており、じっくりと解いていられないというシステムも、ほどよい緊張感を生んでいる。コマンド入力を誤ると制限時間が減少してしまうので、総当たりも通用しない。自分で考えなければならないのだ。とはいえ、どうしても詰まった際には、とあるページに行くことで答えが知れるという救済措置も存在している。

『マドリカ不動産』は、ボタンを押してインタラクションを楽しむというより、さまざまなツールを用いて謎を解くという、頭を使うことに重点が置かれた作品だ。もちろんゲームとしてもしっかりと作られており、部屋の雰囲気を演出するグラフィックや没入感を高めるサウンドなど、プレイヤーが入っていけるような配慮もなされている。うまくアナログとデジタルを融合させていると言えるだろう。

ボードゲームを作ってきたギフトテンインダストリ社のノウハウが遺憾なく生かされたビデオゲーム『マドリカ不動産』は、Nintendo Switch向けに本日より配信中だ。

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