『オクトパストラベラー』は『FF6』と『SaGa』どっちに似ているか。宇宙SLG『Solar Settlers』は良作。『Into the Breach』でリセット連打。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。140回目です。暑い日が続きます。ゲームを遊ぶ際にも水分補給は忘れずに。

 

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気にせず走ろう

今週は『Runner3』。リズムアクションゲーム『BIT.TRIP RUNNER』シリーズの最新作です。強制横スクロールのステージを走り、障害物を避けながら金塊を獲得していくゲームで、それらの配置が音楽と同期していることが特徴。前作と同じ2.5Dスタイルを採用しつつ、より奥行きを活かしたゲームプレイも取り入れています。道中で分岐したり、トロッコに乗って奥に向かって進んだり、巨大なボスとのバトルがあったり。アクションやギミックも多数増え、少し過剰な印象もありますが、順当に進化していると言えます。

とりあえず食べ物をテーマにした最初のマップをクリアしましたが、どうもしっくり来ないのが肝心の音楽。このシリーズでは、アイテムを取るごとに段階的に音に厚みが増していくのですが、個人的になんだかイマイチ盛り上がらない曲調ばかり。まだ序盤だからでしょうか。前作はサントラを買うほど気に入ったのですが、ううむ。
by Taijiro Yamanaka

 

カードでお手軽宇宙開拓

今週は『Solar Settlers』をプレイしていました。宇宙開拓時代を舞台にしたボードゲーム風ストラテジーで、規定ターン内に指定された数まで人口を増やすことが目的となります。一時期、同じ開発元のストラテジー『Militia』にハマっていたこともあり、サマーセールを機に購入したのですが、こちらもなかなかの良作でした。毎回、自動生成される盤面や、ドローするカードの種類など運任せの要素も少なくはないのですが、プレイの仕方次第では、可能な限り運の要素を減らせるデザインはさすがといったところ。1プレイにかかる時間が短いのも魅力のひとつです。

プレイを重ねるほどに新たなカードや種族をアンロックできますし、オンラインリーダーズボードにも対応していて、種族ごとの勝利数や、ランク、レベルなどを他プレイヤーと競うこともできます。これがつい繰り返しプレイしてしまう要因なんですよね……。勝利を重ねた先にエンディングは無く、無間地獄のごとき光景が延々と続いていると分かっていても、取りつかれたように一日一回は本作を起動している自分が居たりします。せめて全種族をアンロックするくらいまでは頑張ろうと思っている今日この頃です。
by Kouzou Suzuki

 

人生にリセットボタンがないからこそ、ないからこそ

私は常日頃から、何らかの事柄を妄想している様な人間です。それゆえに時偶ぼーっとしたい、癒されたい、と思うのです。そこで「コレは可愛い、癒されそう!」と、絵柄で判断し手を出したのが『Into the Breach』でした。結論から言えば思っていたもののとは違ったわけですが、気がつけば、本作の魅力に耽溺していました。

本作はつまるところ、昆虫ロボに侵略された人類を救うためロボット兵器と共に戦うローグライクなシミュレーションゲームです。8×8の盤上で行う詰将棋の様なゲームで、非常に高度な思考能力を問われます。じっくり考えて達成できた時の脳汁は、それはもう。こればかりはやってみないと分かりません。手軽に初めて、不利になったらすぐリセット連打という、もはや機械に近いプレイを繰り返しています。「ああこれはもう駄目だ。終わりだ。負けた。どうしようもない。詰んだ……。あれ、いけたわ」とブツブツ言いながら、今日も筆者は地球を救うため、リセットを繰り返しています(まだ救えてない)。
by Yu Naganeo

 

たまには農場経営のカジュアルゲーム

カジュアルゲームの王様といえば農場ゲームだろう。今週プレイしたのは『ファーム・トライブ 2』だ。未開文明で農場経営を行う前作から一転して、田舎町でカリオストロ伯爵の宝を探しながら農場経営に勤しむ物語となっている。物語は一応つながっているものの、特に前作をプレイしていなくても問題はない。

ゲームプレイは前作同様、従業員を雇用しつつ彼らの人間関係や空腹に気を使いながら、スキルを磨かせ、農作物のリソース管理に目を配りつつ、新商品を開発し価格を調整、利益を最大化し、設備を拡張していくRTS風の複雑なものとなっている。しかしながら決して敷居は高くなく、それぞれの要素を順を追って無理なく覚えながらプレイできるようになっている。顧客の要求を満たす商品を出荷しながら、荒れ果てた土地や家屋が立派になっていく様を眺めるのは、この種のゲームの醍醐味だろう。ストラテジーゲームの入門編としても面白いし、たまにはカジュアルなゲームをプレイしたいという人にもお勧めできるゲームだ。筆者がプレイしたのはBig Fish Gamesの日本語版だが、Steamの『Farm Tribe 2』には日本語は含まれていないので注意が必要だ。
by Masahiro Yonehara

 

制約の中で反響を繰り返す

ずっと気になっていた『ECHO』をようやくプレイ。主人公の女性は、親しい人物を蘇らせる技術を求めて異星にある巨大な宮殿を訪れます。すると、どういうわけか彼女と容姿がそっくりの生命体「エコー」が襲ってきます。宮殿は巨大なAIのようになっていて、主人公の動きを監視・学習してエコーを生成。定期的な明滅(シャットダウンとリブート)を繰り返しており、主人公が取った行動は暗転中エコーにインプットされ、次のリブート時に反響となって返ってきます。扉を開く、銃を撃つ、背後から敵をテイクダウンする。自分がどう動いたかどうかで次のターンでの敵の行動パターンが決まる、一風変わったステルスアクションゲームなのです。

10人前後の開発チーム、ほぼ1体のキャラクターモデル、1つのロケーション。リソースが限られる中、品質を犠牲にせず工数を抑える工夫と、ユニークなアイデアが自然に融合している、インディーらしさ溢れる作品です。
by Ryuki Ishii

 

どっちにも似ていない気がします

この週末は、ついに発売されたNintendo Switch向けRPG『オクトパストラベラー』を遊びます。ちなみに筆者が観測する限りでは、『オクトパストラベラー』は海外メディアの間でも話題になっている印象です。同作のプロデューサーの高橋真志氏がフランスメディアのJEUXVIDEOに対し、(『ブレイブリー』シリーズは『ファイナルファンタジーV』にシステム面で似ていると比較した流れで)『オクトパストラベラー』は『ファイナルファンタジーVI』の精神的後継作として作られていますという旨の発言をされたことがファンの期待を呼び込みました。それに対しKotakuのJason Schreier氏は「『FF6』には似ていなくて、むしろ『Saga』シリーズに近いんじゃないか」と反論に近い所感を述べ、どちらに近いんだという議論をフォーラムなどで見かけることも多くなりました。ひとつの盛り上がりの形でしょうね。

実際に遊んでみると、やはり『オクトパストラベラー』はどちらの作品にも共通する部分はあるんですが、両作ともにあまり似ていないという印象です。個人的な意見ですが。ただ、高橋氏が言いたいことはわかる気もします。システム面は『ブレイブリー』シリーズに近いのですが、テキストのテイストが違うのでやはり別かなと。どこか懐かしい雰囲気はありますが、本作ならではのオリジナリティを感じます。そこはやはり、本作のビジュアル「HD-2D」のおかげなのでしょう。サウンドオタクの自分としては、戦闘勝利後のファンファーレの笛のBGMが好きすぎて、意味もなく戦闘後はゲームを放置してしまいます。サントラを手に入れた際には、これをスマートフォンのアラーム音にしたら気持ちよく起きられそうです。と思いましたが、気持ちよすぎて、そのまま眠りが深くなるパターンも考えられますねこれ。
by Minoru Umise

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