『Paladins』モバイル版のアートに『オーバーウォッチ』のアセットが使用される。かつて比較対象にあげられた因縁再び

Image Credit: Wikia

Hi-Rez Studiosが開発する『Paladins Strike』のアートに『オーバーウォッチ』の素材が使用されたことがRedditにて報告されている。『Paladins Strike』は、先日正式リリースされた『Paladins』のモバイル向けスピンオフ作品だ。MOBAというゲームデザインは同じであるが、三人称視点がメインであったPC版から見下ろし型にモデルチェンジを図っている。

きっかけは『Paladins Strike』にて、チャンピオンのひとりLexに新たなスキンが追加されたこと。あわせて、Lexのスキンを告知するバナーアートが各所に表示されるようになった。問題は、このアートのLexではなく、背景。背景に映るネオン光る夜の街、そのビジュアルは『オーバーウォッチ』に登場するマップLijiang Towerにそっくりだったのだ。Redditユーザーが検証を進めた結果、まさしくその背景はLijiang Towerであったことが発覚した。

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Hi-Rez Studiosはすぐさまこの投稿に反応。『Paladins』のアートディレクターであるThunder Brush氏がRedditにてこの騒動を謝罪した。このアートの制作は海外の外注パートナースタジオがおこなっており、Hi-Rez Studiosの社内に監修する方法はなかったと説明。すぐに原因を調査するとしている。今後はスプラッシュアート(メインアート)も『Paladins』にとって、もっとユニークなものにするように切り替えていくと強調している。Brush氏は、『オーバーウォッチ』のRedditコミュニティにも顔を出して同様の説明をし、謝罪をしている。

今となっては『Paladins』は、単独タイトルとして認められるようになったが、ヒーローシューターというジャンルやアートスタイルなど多岐にわたる類似点を理由に、一部ユーザーから『オーバーウォッチ』のクローンタイトルとして見なされていた(関連記事)。開発史や時系列を観点から紐解くと『オーバーウォッチ』をコピーしたという言い分は根拠を欠いたほか、ゲームの成熟につれてさらなるオリジナリティが確立されていき、そうしたクローンタイトルとしての比較の話題は自然と消えていった。

開発の間でもファンコミュニティの間でも『オーバーウォッチ』の文字は消えたかのように見えたが、今回の件をみるに、外注先はそうは思っていなかったかもしれない。ただし、責任を外注先に押し付けきった対応は賛否分かれるようだが、メディアに大きく取り上げられる前に迅速に対応をはかったことにより、大きな騒動になることを防いだのは確かなようだ。『Paladins』が独り立ちにすることに成功したからこそ、こうしたトラブルによってその冠に傷がつかないことを願いたいところだ。

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